幼児教育を手軽に始める方法として、通信教育があります。
やっているご家庭も多いと思います。
- 本当に効果あるのかなあ
- 毎月それなりの費用がかかるし、遊んでいるだけでお勉強になっていない気がする・・・
そう思っている方もいるのではないでしょうか。
coconも幼児教育について考えたり、
通信教材の必要性を疑ったりする時期がありました。
- 幼児教育の必要性とは
- 通信教材が必要な時期
- 知育玩具と通信教材の違い
coconは息子が3歳になったころに通信教育をやめました。
それまでの期間に通信教材を使っていた理由や、必要性、なぜ年齢で必要性が変わるのかなど、生後3ヶ月から通信教材を使ってきた経験からお話ししたいと思います。
通信教材をやめた理由は次回の記事に書きます
otto、4歳の息子と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
通信教材を使おうか、いつまで続けるべきか、
悩んでいる方は読んでみてください
この記事は育児や教育専門家ではない普通の主婦が書いています。
自身の経験から感じることや、調べた情報から意見を述べているだけです。
絶対的なものは一つもなく、共感や参考程度にとどめていただくようお願いいたします。
この記事の目次
幼児にとって教育とは
他の家庭がどうであれ、まず気になるのは、「幼児にとって教育は必要かどうか」ということですよね。
これは断然、必要だと思っています。
幼児教育を行うことで、
- 基礎学力・勉強習慣が身につく
- 生活習慣が身につく
などの効果があります。
特に幼児期の学習方法で、まず重要なキーワードとなるのが「非認知能力」です。
非認知能力の重要性
最近よく聞く「非認知能力」とは。
非認知能力とは、積極性や粘り強さ、リーダーシップやモチベーションの高さといった数値では図りにくい能力のこと。
社会生活で重要となる、近年注目されているスキルで、数値で測定できない能力のことです。
成績や学歴に依存せず、将来の成功性や幸福度、充実度の上昇につながると考えられています。
より満たされた人生を歩むために必要な能力とも言えますね。
単に勉強主体の学習のみでは、子どもの非認知能力は伸びないこともわかっています。
へー!学力が非認知能力を上げることはないんだ!?
一方で、非認知能力が学力に影響を与えることも言われています。
幼少期から非認知能力を高めた子は、後々の就職率や年収も高まる傾向にあります。
非認知能力が高いことで、社会の中でもうまくやっていけるからなのでしょう。
非認知能力を測る要因として、「社会人基礎力」というものがあります。
社会人基礎力とは
「社会人基礎力」を気や得ることで、非認知能力を上げることができるようです。
社会人基礎力は、経済産業省によって2006年に提唱されました。「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」とされており、人生100年時代といわれるにあたり、ますます重要なものになっています。
主に、以下の力で評価されます。
- 前に踏み出すアクション力
- 考え抜くシンキング力
- チームで働くチームワーク力
このような能力が長けていれば、社会で仕事をしていくのが上手だそうです。
まあ、行動も思考もできて人と協力できる人は、
社会でうまくやっていけるのは想像できますよね。
非認知能力を高めるためには以下のような能力が高い必要があります。
- 意欲
- 協調性
- 自制心とやり抜く力
- 自己肯定感
この能力を小さい頃に養っておくことが後々の長い人生の幸福度を左右するようです。
つまり、「幼児教育」とは、非認知能力を養うための教育として必要不可欠となります。
では非認知能力を育むためにはどんな学習をすればいいのでしょうか。
- 体験学習
- コミュニケーション
- アクティブラーニング
上記のような学習を通して、非認知能力は鍛えらるそうです。
そして、この体験を手っ取り早くできるのが通信学習です。
この記事は育児や教育専門家ではない普通の主婦が書いています。
自身の経験から感じることや、調べた情報から意見を述べているだけです。
絶対的なものは一つもなく、共感や参考程度にとどめていただくようお願いいたします。
幼児教育のために通信教材でできること
普段の生活では、虫取りや旅行、お料理など、なかなかやってあげられないことの方が多いです。
目の前の小さな世界しか知らない子どもが、小さなうちにさまざまなことを体験できるかは、親がどれだけ広い世界を教えてあげられるかで変わってきます。
ただ、この世界の情報を全て教えることはできません。
重要なことを、必要なところだけ的確に、また、子どもの興味に合う情報を選んでくれているのが通信教材です。
通信教は、いろいろな体験をミニ化したみたいな
簡単なキットやおもちゃがたくさんあるね!
市販の知育玩具では、親が遊び方を示すことが重要になります。
決まった遊び方や知っている遊び方だけでなく、どのように遊ぶかを考えるヒントを与えることで、より子どもの創造性や思考力が発達します。
もちろん通信教材でも親が一緒に遊び、促す必要はありますが、そのヒントは教材があらかじめ教えてくれます。
親にまで、こうして遊んでねという設計ができているんだね!
また、一人遊びがしやすいように、DVDがついていたり、音や感触など語感を刺激する工夫がされていたりと、子どもの興味に繋がりやすい仕組みがたくさん盛り込まれています。
ゲーム感覚、遊び感覚で学びを体得できます。
より深く知識を得るには親のサポートが重要
ただ、通信教材の役目はここまでです。
ここから先は親がどれだけ介入して子どもの能力を伸ばせるかにかかっています。
体験学習に、親子のコニュニケーションを加えることで、子どもの考える力を伸ばせます。
初めは単純な感じたこと、不思議なこと、そこから芽生えた疑問。
そして自分なりに考えたことや意見を伝える力、相手の意見を受け入れる力がつきます。
さまざまな体験をおもちゃや絵本で疑似体験して、コミュニケーションを通して考えるなかで、また新たな疑問が出て、それについて調べる。
そんな連鎖ができるアクティブラーニングは、「好奇心」や「興味」を持つきっかけになります。
興味を持って調べるという作業がどれだけワクワクするか、楽しいか、
身をもって体験できれば、将来も勉強に意欲的になれるのではないでしょうか。
自分で関心を持ったことに対して調べたこと、学んだことは忘れません。
そして第一に、自ら学ぶ姿勢が鍛えられることは、今後の学習に対する姿勢への第一歩になります。
分からないから調べる、調べるからわかる、わかるから楽しい
その連鎖を幼いうちに体感しておくことが重要です。
この記事は育児や教育専門家ではない普通の主婦が書いています。
自身の経験から感じることや、調べた情報から意見を述べているだけです。
絶対的なものは一つもなく、共感や参考程度にとどめていただくようお願いいたします。
勉強習慣を身につけるには
勉強習慣を身につけるのには、正直、通信教材ではあまり養えないと思っています。
実際の習い事の方がよほど効果的です。
そして最も勉強習慣を身につけられるのは、「保育園」や「幼稚園」です。
保育園や幼稚園の集団行動が基礎に役立つ
待機児童が多い現代なので、「手軽に」というと語弊がある言い方になってしまいますが、この集団行動のなかで得るものは教材などと比べられないほどのものです。
もちろん通わせたくても通えないご家庭もありますので断言しませんが、もし、保育園に通わせる選択肢があるのなら、通わせてあげたいと思います。
習いごとは、子どもがやる気があるかどうかで続けられるかどうかが分かれてしまいます。
習い事って、せっかく始めたのに子どものやる気が続かないことも多いよね
保育園や幼稚園の場合、集団行動が難しくない子であれば、途中でやめるという心配なく通うことができます。
通信教材で身の回りのことを訓練するより遥かに速いスピードでいろんなことを吸収してきます。
やっぱり周りの子がやっていることが刺激になるのではないでしょうか。
集団生活の中で、身の回りの生活習慣の基本や勉強の基礎を
ほぼ学んだように思います。
小学校に入れば、1年生であっても1時間(45分?)もの授業に座って耐えなければいけません。
本来であれば、6歳や7歳の子に、それほどの集中力は続きません。
ただ座っているだけがどれほど辛いか。
この忍耐にも、幼稚園や保育園に行くことで養えます。
今は、幼稚園と保育園を区別できないほど、お勉強に力を入れている保育園もあります。
coconの息子の通う保育園でも、しっかり1時間ごとくらいでやることを切り替え、その間は椅子に座り、お絵かきやら制作など行います。
英語の授業や音楽の授業、スイミングやそろばんも教えてくれます。
参観に行って普段の様子を見ていると、小学生低学年くらいの授業態度は
できているのではないかと思ってしまいます。
だから、家庭で学習させるのが難しい共働きやシングルのご家庭では、特に、保育園か幼稚園、入園させる際には教育についてもしっかり注目してみてください。
後々の勉強習慣をつけさせやすくなります。
性格なども関係するとは思いますが、coconの息子が自ら学習し集中力が持続するのは、平日のほぼ大半を過ごす保育園での学習が大きく影響していると思います。
この記事は育児や教育専門家ではない普通の主婦が書いています。
自身の経験から感じることや、調べた情報から意見を述べているだけです。
絶対的なものは一つもなく、共感や参考程度にとどめていただくようお願いいたします。
通信教育が適する年齢とは
でもcoconも通信教材使ってたよね?
そう、coconの息子にも、通信教材が必要だった時期がありました。
それは、3歳くらいまで。
3歳は目安ですが、大人の言うことを理解して自分の意見を言えるようになってきた頃だと感じています。
自己の芽生えと遊びたいものの変化
おもちゃや制作、普段の遊びに対して、何をすべきなのか、それをしてどう思ったのか、どんな気持ちだったのかがわかる。
それくらい考えられるようになると、受動的な学習ではなく、能動的な学習が可能になります。
一方、2歳までくらいの子は、その子によりますが、まだ制作したりお絵描きしたりしても、それがどうだったとか、何を作ったのか、など、まだまだ表現が難しいと思います。
おもちゃを触って喜んだり、映像を見て楽しんだり、純粋に目の前のおもちゃを楽しんでいます。
この受動的なあそびの時期に通信教材を使うメリットは以下のもの。
- 他におもちゃを買う必要がない
- 楽しみながら幼児教育につながる
- おもちゃを通して親子のコミュニケーションができる
2歳くらいまでは、自分の欲しいおもちゃもわかりません。
おもちゃ売り場に行けば、どれも欲しいと泣きます。
どれもこれも買うわけにはいきません。
親としても、遊びながら学びを吸収できる知育玩具を
選びたいという希望もあります。
周りの情報も入るようになり、おもちゃとして自分の欲しいものがはっきりしてくると、欲しがるおもちゃはおもちゃになってきます。
その頃には、おもちゃと学習は切り離して考える必要が出てきます。
だから、まだおもちゃにこだわりがない、何に対しても興味を示し、遊んでくれる2歳くらいまでは、知育と遊びを兼ね揃えた通信教材は最強です。
通信教材と知育玩具との違い
知育玩具との違いは、通信教材は毎月、少しずつ違ったおもちゃが届くことです。
知育玩具は満足度が高い分、柔軟度が低くリスクも高い
知育玩具の場合、一つ一つのおもちゃは本格的でしっかりしていますが、量が多かったり大きさも大きかったりする場合が多いです。
値段も張るし、それ以上いくつものおもちゃを買えません。
一つのおもちゃをしっかり遊び尽くすのも方法ですが、おもちゃにもそれぞれの特性があります。
さまざまなおもちゃに触れるのも、また違った発見や考えがあり、異なる能力や知識を育てることにつながります。
子どもが買ったおもちゃを気に入らないこともあるよね
個人差があると思いますが、とても気に入るおもちゃと全く興味を示さないおもちゃが分かれる場合があります。
大きな知育玩具を買っても全く遊ばないリスクがあるのです。
その点、通信教材は少量のおもちゃから始められます。
通信教材はチープだけどいろいろ試せる
それも、よく売っている知育玩具に似たようなおもちゃが届くこともあります。
少しの量で、本格的なものより簡単な作りのものが多いので、
おもちゃをお試しするのにもおすすめです。
通信教材で試して、よく遊ぶものの知育玩具を買えば、失敗も避けられます。
通信教材は扱いやすく遊びやすい
通信教材のおもちゃはプラスチックや紙で作られていることがほとんどです。
高価な知育玩具は木で作られているものも多いです。
もちろん子どもに良い影響を与える素材を採用しているのだと思います。
でも、後々のことを考えると、知育玩具はしっかりしている分、
- 捨てるのが大変
- サイズが大きい、重い
- 投げたり落としたりしたら危険
といったものが多いようにも思います。
通信教材は、1ヶ月ごとに違うおもちゃが届きます。
少量で、素材もプラスチックや紙が使われています。
子どもに合ったサイズ感、小ささも遊びやすいと思います。
一つのおもちゃでさまざまな能力育成をすることを目的とはしていないので、簡単な作りになっています。しかし、それが小さな子どもには複雑すぎず、おもちゃの効果を持て余さず、年齢に適したちょうどいいレベルの遊びができます。
壊れたりなくなったり。使った後も廃棄しやすい
一方で、壊れやすかったり無くなりやすいデメリットもあります。
ただ、coconとしては、チープな分、気にせず遊べるメリットの方が大きいと感じていました。
子どもが噛んだり破ったりして壊しても、なくしたり捨てたりしても、気になりません。
それどころか、1ヶ月とか数ヶ月存分に遊んだら、後悔も未練もなく捨てられます。
ブラスチックや紙なので、捨てる時も手間がかかりません。
coconの住んでいる地域では、子ども用のおもちゃのプラスチックは
ゴミ袋に入るサイズなら燃えるゴミで出せます。
たくさん入れると回収してくれない可能性があるので、少しずつ捨ててくださいと言われましたが・・・
coocnはこの事実を知らずに、不燃物用のゴミ袋を買っておもちゃを溜めてから不燃物回収ゴミとして出していました。ゴミ袋は1枚500円・・・
一度気になることがあって、問い合わせた際に一緒に聞いたら、燃えるゴミでいいとのことだったのが驚愕でした。
それからは、通信教材のおもちゃは2、3ヶ月は保管し、そのうち遊ばなくなった古いものをちょこちょこ整理していました。
ゴミ出しの決まりは地域によって異なるので、出し方が不明な場合は、
必ずお住まいのゴミ回収センターなどに問い合わせてみてください。
もちろん、知育玩具も子どもが好きそうなものは並行してたまに購入していました。
ただ、毎月おもちゃが届く安心感から、おもちゃ何買おうと悩むことが減りました。
その時期にタイムリーな情報だけを得られる
通信教材は喜んで遊んでくれながら、どんな能力を刺激しているのかなども、一緒に届く情報誌で勉強になります。
育児書もそれなりに値段がします。
しかも、育児に関して、病気に関して、など、それぞれのカテゴリーにまとめられている本なら、その中からタイムリーな情報を得るには、何冊も必要になります。
市販の情報誌もありますが、その場合も毎月購入することになります。
通信教材についてくる情報誌の場合、今月の内容に沿った情報や知識が掲載されています。
親も楽しみながら、知育や教育について学ぶ機会になりました。
この情報誌やおもちゃ以外のサポートも考慮すれば、
通信教材の月額は決して高くはないと思っています。
そんなベタ褒めした通信教材ですが、cocon家にも、ついに「やめどき」が来ました。
その話は長くなるので次回の記事にしたいと思います。
今回は、通信教育の必要性と、必要な年齢、知育玩具との違いについてお話ししました。
通信教材はやめどきが来るまでは最適な家庭学習になり得る
通信教材は、自宅で幼児教育を始める際にとても優秀な教材だと思います。
幼児教育の目的は、「非認知能力」の育成。
小さな頃にどれだけ社会に適応できるスキルを習得する機会があるかどうかで、将来への影響が変わります。
社会性スキルを上げるためには、体験学習を通して、コミュニケーションや行動力、考える力を養っていくことが重要です。
忙しい仕事や育児の中で、それを叶えてくれるのが保育園などでの集団行動と、通信教材です。
中でも、赤ちゃん期から2歳くらいまでは
ほぼ通信教材だけでもいいのではないかと思っています。
通信教材のメリットは、
- 毎月、子どもに合った内容のおもちゃが届く
- おもちゃを通して親子のコミュニケーションができる
- 扱いやすく、処分もしやすい
- 情報誌は親の知識や理解も深められる
手軽に扱えて、子どもの好奇心をくすぐる仕掛けが盛り込まれた通信教材の遊びは、親しみやすく利用しやすいです。
本格的なおもちゃを買う必要もなく、(買いたい時は別)
さまざまな疑似体験を、おもちゃやDVDで簡単にできます。
それをもとに親子のコニュニケーションによって、より深いものを学び吸収させてあげることにつながります。
こんな素晴らしい通信教材ですが、年齢が上がると、自己の考えや興味、周りの情報などから通信教材から得られるものより他のものから得られることが多くなります。
その時を見極めて、より良い学習環境を作ってあげられることが親の役目だと思っています。
次の記事では、cocon家の通信教材のやめどき、現在の家庭学習の様子をまとめます。
また読んでいただけると嬉しいです!