クラウドワークスは、お仕事を受注できる便利なサービスです。
反面、金銭が絡むやり取りなので、始めたばかりの初心者は特に慎重に動いた方が賢明です。
今回は、「サービス外連絡申請」をまだよく知らない方に「サービス外連絡申請」について詳しく解説します。
もしすでに、「サービス外連絡申請」でお困りの方は、こちらが参考になるかもしれません。
coconの「サービス外連絡申請」リンクが非表示だった時の解決方法を解説しています。
「サービス外連絡申請」はワーカーを守る制度
結論から言いますと、
「サービス外連絡申請」とは、クライアント(発注者)とワーカー(受注者)が、クラウドワークス外で連絡を取る際に必要な申請です。
クラウドワークスでは、原則、サービス外での連絡交換は禁じられています。
そう思った方にもう少し説明します。
クラウドワークス内の規約
「サービス外連絡申請」は悪質業者を取り締まるため、2020年にできた制度です。
契約前や契約後に連絡先(メールアドレスや電話番号など)を交換したい場合、「サービス外連絡申請」をおこない事務局の承認を得る必要があります。
2020年までは、「契約後」なら連絡をとって良い、ということだったようです。
しかし、この「サービス外連絡申請」の制度ができてその範囲が変更されています。
外部での連絡は「契約前」も「契約後」もこの申請を行って承認されてからとなっています。
この制度があるから、いちいち「大丈夫かな・・・」と悩むことがなくなりました。
申請の承認がされれば安心してやり取りできます。
との問いには、クラウドワークスでは次のようにアナウンスされています。
「サービス外利用申請」の承認・非承認はご登録情報などから総合的に判断しております。
(否認理由の詳細は開示しておりません。)
何らかの基準を持って判断してくれているのでしょう。
「サービス外連絡申請」は、第一にワーカーを守るシステムなのです。
クライアントが悪質業者だった場合
クラウアントが悪質業者であった場合、以下のような被害を受ける危険があります。
- 詐欺に遭う
- 報酬を受け取れずに連絡が取れなくなる
- 個人情報を騙し取られる
外部でやり取りを希望するクライアントが全てが悪質ではありません。
クライアント側は、多数の受注者とやり取りする場合に特に便利です。
チャットワークや自社の使用しているサービスでまとめて管理できるからです。
一方、外部でのやり取りは、クラウドワークスの管理下でなくなります。
被害に遭った場合、管理外のことは対応してもらうことができません。
クラウドワークスのサービス内で活動することがより安全と分かります。
この悪質案件は、被害の小さいものや未遂のものを含めると普通に起こっているようです。
相談所内でも、いくつかの事例が見られました。
- 初めの契約とは違う要望を依頼してくる
- 少額の仮契約をしておいて、商品を買わせて連絡が取れなくなる
- クラウドワークス外での契約を提案してくる
特に活動を始めたばかりの方は、お仕事を受注したい一心で乗ってしまう可能性が高いです。
最初から儲かるような良い案件は、普通は初心者には来ません。
美味しい話には特に気を引き締めるようにしましょう。
規約違反は罰金100万円!?
規約違反をすると、罰金100万円という規約があります。
5. 弊社は、利用者が第8条第11項又は第16条第6項に違反した場合、当該利用者の登録解除等弊社が必要と判断する措置を講ずることができるものとします。また、弊社は、利用者に対し、違約金として、当該取引の報酬額に対するシステム 利用料相当額か金100万円のいずれか大きい方の金額(当該取引の報酬額に対するシステム利用料相当額の算定が不可能な場合は、金100万円)の支払いを求めること及び一切の法的措置(金銭賠償請求を含むがこれに限りません。)を講ずることができるものとします。
この第8条第11項に当たるのが今回の件に関わる規約です。
11. 会員又は過去5年以内に会員であった者は、会員又は過去5年以内に会員であった者と、本サービスを利用せずに、直接に本サービスを通じて委託可能な内容に関する業務委託契約を締結すること及びその勧誘をすることを行ってはならないものとします。但し、弊社が事前に承諾した場合はこの限りではありません。
しかし実際に今までに罰金を支払ったケースはないようです。
とは言え、規約違反になる可能性のあることは、避けるに越したことはありませんよね。
- 原則クラウドワークス内のメッセージでやり取りする
- サービス外での連絡はクラウドワークスの管理外になる
- 管理外で生じる出来事は、全て自己責任になる
- 詐欺まがいの悪質業者は存在する
- サービス外で連絡を取る場合は事前に「サービス外連絡申請」をする
自分の身をを守るためにも、規約違反の行為ではないかしっかり確認しましょう。
規約を守ることが安全な活動につながる
今回は、クライアントとの連絡を取る上で重要な「サービス外連絡申請」について解説しました。
初心者のうちは、サービスのシステムも理解不十分です。
規約やガイドラインは難しく量も多いし、つい後回しになりがちですよね。
しかし知らないと危険なものも多く、ワーカーを守ってくれる大事な制度なのです。
今回ご紹介した「サービス外連絡申請」は、サービス内でお仕事をするワーカーにとって、特に関係の深い規約です。
この記事に取り上げた部分だけでも参照して、理解しておくことをおすすめします。
理解して、正しくサービスを利用すれば、不安も少なくなります。
わからないから手を出せなかった案件にも応募できるようになります。
安全な範囲内で、どんどんお仕事をこなしていきましょう!
⬇︎「サービス外連絡申請」が非表示の時の解決方法