ミニマリストを極め始めると、布団も取り払いたいと思う方も多いと思います。
今回はcoconが実際に布団を手放し、キャンプマットを導入した話をしたいと思います。
- 布団生活からキャンプマットに移行した過程を紹介
- キャンプマットの選び方と注意点を実際に購入したマットを元に解説
- キャンプマット導入をスムーズにする方法も紹介します
その理由については別記事で解説します。
⬇︎布団やマットレスのデメリットについて⬇︎
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⬇︎キャンプマットに変更するメリットやおすすめマットはこちら⬇︎
ミニマリストに人気のベッドなし生活!最適解はマットレスも布団も不要
この記事を読めば、マットレスや布団を手放すハードルが下がると思います。
- 布団を無くした寝室スタイルに興味がある、
- やってみたい、
そんな方はぜひ読んでみてくださいね。
この記事の目次
キャンプマットの導入を本気で考える
ついに…布団手放し計画進行!
布団+マットレスからキャンプマットに移行。家族も一緒のためマットだけはさすがに…マットレス+キャンプマット=敷布団🤫 意外と自分の体がタフでは無いことに気づく。ウレタンから厚さ5㎝のインフレーターに変更。まだ若干体痛いけど慣れるかな😇#ミニマリスト pic.twitter.com/0Cph2zMhXr — cocon@ゆるっとミニマリスト (@coconi55) September 12, 2021
こんな感じで念願の布団なし生活が始まり、寝室改造できたcocon家の寝室です。
これを読んでくれるあなたには、遠回りや失敗をして欲しくないです。
coconの失敗や経過をお話しするので、ぜひ最短で布団なし生活を手に入れてくださいね。
ここで少しcoconのこれまでの寝室スタイルの移り変わりを紹介します。
それはどうか分かりませんが、coconはこのような移り変わりの末、布団不要に至りました。
布団からキャンプマットへ、歴代布団の移り変わり
coconは布団を手放すまで3つの過程を辿りました。
家族が一緒に寝ているために、同意を得るのも重要なポイントとなります。
周りの同意を得るためは、いきなり大きな変化を起こすのは良くありません。
徐々にステップを踏むことをおすすめします。
1マットレス不要布団
マットレスが一体化した布団です。
一体化しているので、布団干しなどのお手入れが楽です。
当初は布団をなくすという意識がありませんでした。
少しでも物を減らしたいという意識だけ、少ない知識だけで選んでいました。
ここでの落とし穴は、マットレスと布団の間の通気性がほぼないということです。
よりダニやカビの好環境になっているという疑惑が高まります。
こまめなお手入れをしないとすぐカビが生えてしまいます。
2薄いマットレス+布団
次は、布団やマットレスが衛生上良くないと学んでから起こした変化です。
マットレスの方が布団よりまだマシだと思ったのです。
手持ちのマットレスは厚さ5cm程度だったのでその上に布団を敷いていました。
実際は布団と同じ、マットレスの下は湿気が溜まりやすく、日々のお手入れが重要になります。
加えて、マットレスと布団2回の上げ下げが必要になります。
カバーの洗濯やクリーニングに出すにしても手間と労力は2倍になります。
ここにきてやっとキャンプマットの存在と、布団を本格的に手放したいと願うようになりました。
3キャンプマット+マットレス(薄い)
念願のキャンプマットに移行した後も障害はありました。
キャンプマットだけでは痛くて正直安眠できない・・・
それでも布団を手放したい。
そんな中、キャンプマット+マットレス=敷布団。
という概念を知りました。
詳しくは後述しますが、
ということで、念願の布団なし生活となりました。
何度かのステップを踏んだので、家族は特に驚くことも反論することもなく、承諾してくれました。
実際に購入したキャンプマットの紹介
実は、キャンプマットの購入時点で一度失敗しています。
その失敗も踏まえて今のキャンプマットがあります。
最初に購入したウレタンマット
安いのに高評価の厚さ2cmのウレタンマットです。
出典:楽天市場
coconはある程度、どこでもいつでも寝れるタフな性質だと思っていました。
体重も軽いし、薄くていけるだろうと安易に考えていました。
そのため、薄くて安いもので高レビュー高評価のものを買ってみたのです。
まずはどんなものかお試しの意味もあって安価なものにしたという理由もあります。
1薄いウレタンマットは耐えられなかった
結果的には、フローリングにキャンプマット+厚さ5cmマットレスでもめちゃくちゃ痛かったのです。
キャンプマットが薄すぎたために起こった体への影響
- 睡眠の質が落ちた
- 翌日の身体中の痛さ
- 疲労感
一晩寝ただけですが、このような支障がありました。
自分がタフだと思っていたがために、とてもショックでした。
2感じ方には個人差がある
同じミニマリストの方でも、マットレスなしで寝ている方もたくさんいらっしゃいます。
なので厚さ2cmのキャンプマットが寝具に不向きかは、一概には言えません。
薄くても最初から大丈夫な方もいるでしょう。
ただ、今までサバイバル的な生活をしたことがない方は、自分の体を過剰評価しないほうがいいかもしれません。
3時間と共に慣れる可能性
人間は何ごとにも慣れる性質があります。
硬い床の上で寝るのも、数週間、数ヶ月すれば慣れます。
一気に取り払ってしまうより、徐々に薄くしていくほうが時間はかかりますが、体への負担は少ないです。
初めは許容できる厚さから始めると、苦痛が軽減されスムースに適応能力が付くと思います。
4耐久性は心配な可能性大
ウレタンマットは表面についている凸凹がクッション性を上げています。
ただ、この凸凹もすぐに潰れてしまいそうです。
多分数十回、体重の重い方なら数回でもウレタン表面の凸凹がなくなってしまうのではないでしょうか。
ウレタンマットの中でも、もう少し厚いもの、しっかりしたものにすれば、耐久性は延ばせるかもしれません。
しかし、レジャーと違って毎日使おうとする物です。
基本的な素材から耐久性のあるものを選んだほうが結果長く使えると思います。
5評価レビューは辛口コメントを参考に
評価レビューのコメントにも、耐久性が心配と書いている方がいました。
普段のお買い物なら多数意見の評価を参考にすれば、それほど失敗はありません。
しかし、何度も言いますが、今、買おうとしているのは寝具として使うマットです。
レジャーやキャンプで一夜、もしくは数時間、寝るためのマットではありません。
コメントは辛口評価を基準にしてもいい、そのくらい慎重に選んだ方が良さそうです。
最初の失敗で学んだことをまとめると、 寝具にするキャンプマットは
- ある程度厚みのあるもの
- 耐久性のあるもの
を重視した方がいいということです。
それまでは、家の中で使うのだからそれほど体に負担はないだろうと考えていました。
- 薄いもの
- コンパクトなもの
- 収納が簡単なもの
そう言った理由でウレタンマットを選びました。
もちろん、ウレタンマットでも厚みのあるものを選べば痛みは排除できるかもしれません。
ただ、耐久性の面で言えば、ウレタンマットは心配です。
毎日寝具にするなら、収納する物ではないです。
もちろん、簡単にコンパクトに出来ればお部屋も広くなります。
ただ、そのメリットを差し置いても、体への負担のリスクの方が大事だと痛感しました。
キャンプマットがどんなものかお試しする場合には、ちょうどいい値段、クオリティーだと思います。
2個目に購入したキャンプマットは期待通り
1回目の失敗から、より耐久性があり、厚さもしっかりした5cmのインフレーターマットを購入しました。
厚さは10cmのものもありました。
ただ、2cmの厚さのマットに寝てみて、薄いマットレスも敷くなら5cmで大丈夫そうという確信がありました。
インフレーターマット厚さ5cm 2個目に選んだのが、こちらのインフレーターマットです。
出典:楽天市場
到着時は収納されています。
大きさは大体下のような感じです。
出典:楽天市場
インフレーターマットは手動で膨らませるエアーマットと違い自動で膨らみ、素材は耐久性のあるウレタンです。
ウレタンマットとエアーマットの両方のいいとこ取りのマットというイメージです。
たくさんのインフレーターマットの中でも、こちらはレビューもそれほど多くありませんでした。
ただ、評価コメントに実際にどのように使ったかと書かれているものが多くありました。
その様子から、自分が期待している状況と効果を感じられると考えられたからです。
レビューの数や評価は信用しすぎてはいけません。
こういった使用目的の多い商品選びで重要なのは、使用した状況です。
書いている方が自分とどのくらい近い状況で使用した感想なのかを見極めることです。
自分の使う状況と一致するものがあるか、自分も同じように満足できそうか。
そう言った点に気をつけて選んでいくと失敗が少なくなるのではないかと思います。
1インフレーターマットを開封
開封、栓を開けて放置5分ほどで膨らみました。
レビューには、数時間置いておかなければ膨らまないとありましたが特にそんな感じはありませんでした。
ただ、どこかに書いていた通り、直後より翌日の方がしっかり膨らんでいたように思います。(栓してるのに?)
初めはフカフカして寝心地悪いかなって少々思いました。
しかしそれも、数日寝て定着したのか気にならなくなりました。
2インフレーターマットに寝た感想
どちらかというとデメリット寄りの感想をあげてみます。
マットレスのような安定感は弱い。
厚さ5cmでは同じく厚さ5cmのマットレスと同じくらいの硬さです。
中は空気なのでしっかり安定感は多少劣ります。
でも、我が家の同じ5cm程度のマットレスと比べればしっかりしています。
底付き感がマットレスより低い感じがします。
寝心地はやはり厚めのマットレスに劣る
上の話につながりますが、もちろん、厚みのあるものと比べれば劣ります。
ただ、マットレスのデメリットをカバーできるマットです。
寝心地重視なら、厚さ10cmのキャンプマットにすることをおすすめします。
低反発のマット好きの方に向いているかも?
慣れますが、フワフワ感は拭えません。
しっかり硬めのクッションが良い方には合わないかもしれません。
普段、低反発のマットレスを使っている方なら気にならないと思います。
ただ、それも慣れれば特に気にならなくなります。
どうしても慣れるまでは辛い方もいそう
coconは比較的タフな方だと思っていました。
それでも、マットレスだけでは痛くて耐えられませんでした。
実際に寝てみたら苦痛を感じる方もいると思います。
慣れてくるものですが、そこまで待てないかもしれません。
だからこそ、安価なものでお試ししてみて、ご自身の許容範囲を見極めることが重要になります。
しっかり地に付く感じが少ない。
インフレーターマットの中身は空気です。
繰り返しになりますが、どうしてもフワフワ感は拭えません。
初めはなんだか熟睡できていないような感覚がありました。
ただ、数日経つと慣れたのか定着したのか、あまり気にならなくなります。
いつまで耐久性が持つか不安。
どんなにしっかりしたキャンプマットでも毎日365日使っていたら、劣化のスピードは早まります。
それが、1年持つか、数年もつかは分かりません。
ただ、確実にマットレスより耐久性は劣ります。
一晩通して使えるほどの耐久性がなくなったら、
- レジャーやお昼寝用にする。
- 完全に使い倒して処分する。
何より耐久性と引き換えられるのが、マットレスより安価で構造がシンプルであることです。
だからこそ、扱いやすいのがメリットなのです。
3インフレーターマットに決めたもう一つの理由
インフレーターマットに決めた理由は、ウレタンよりしっかりしていること以外に、実はもう一つありました。
それは、連結できることです。
マットを連結して窮屈さを回避する
1回目のウレタンマットは連結できませんでした。
しかし、シングル1枚では布団のサイズに全然足りません。
coconのようにマットレスや布団と合わせて使いたい方はもちろん、マットだけで寝れる方でも、布団から変更したらやっぱり「狭い」と感じると思います。
寝ることは毎日のことです。
日々、少しづつでも寝にくさを感じていたら、そのストレスはどんどん溜まります。
気づかないうちに体に何らかの負担を与えるかもしれません。
155cm、比較的小柄なcoconですら、「狭いっ」と感じたのですからそれなりに皆さん感じるのではないでしょうか。
そうなってくるとサイズの大きなもの、連結できるものが選択肢に入ってきます。
大きいサイズと連結するの違い
大きいサイズ1個にするのか、連結タイプにするのか、違いは、主に以下のことです。
- 価格
- 収納のしやすさ
- 使い勝手のよさ
値段的には、大きなもの1個の方が安価という傾向です。
連結できるもののは、1個の価格で数個必要になります。
コストを抑えたい方は大きなサイズを一個購入するほうがいいかもしれません。
サイズの大きなものは収納しても大きくなります。
対して連結タイプは外して一つ一つに収納できます。
収納スペースにも融通が効きやすくなります。
連結タイプだと外して個々としても使えます。
それぞれ就寝スタイルが変わっても切り離して使えることが想定できます。
このように、大きなサイズのものは扱い方の多様性が限定されます。
実際の我が家のキャンプマット使用レポート
まず一枚だけ購入したインフレーターマットですが、良い感じの睡眠を得られたので、こちらを採用することにしました。
我が家はこれまで、2つのシングル布団に子供1人と大人2人の3人で寝ていました。
なので、キャンプマットを3枚購入し、連結して使うことにしました。
キャンプマットにマットレスを上乗せする理由
上記でも触れましたが、キャンプマットにマットレスを上乗せして使用しています。
どうしてこのスタイルに至ったのかを少しお話しします。 上乗せする理由は以下の2点です。
- キャンプマットだけでは硬い。
- 敷布団感覚を味わえる。
それぞれ解説します。
1キャンプマットだけでは硬い。
2つと言ってもほぼ、これに尽きます。
布団は捨てたいのに、マットレスは捨てられない貧乏性。
厚いマットならそれだけで使えるのでそちらの方が断然おすすめです。
ただ、現在マットレスを使っているならそれも採用すれば良いと思います。
もちろんマットレスとキャンプマットの間の湿気には換気が必要です。
ただ、マットレスを直接フローリングに敷いた場合よりは幾分マシだと思います。
2キャンプマット+マットレス=敷布団
これを再現したかったのがもう一つの理由でした。
本当に敷布団一枚分の安定感があります。
今現在、薄いマットレスを使っていて、捨てられない方はまず使ってみるのをおすすめします。
インフレーターマットの耐久性は良いと言っても、毎日使うもの。
マットレスのように頑丈ではないので、1年、長くても数年使えば劣化します。
その替え時にマットレスも一緒に処分して、次回は8cmか10cmのキャンプマットを購入しようと思っています。
今持っているものを最大限活用して、さらに不要なものを買わないことが、一番だと思っています。
他のことにも通じることです。
使わないと思ったものも、一度他の用途で使えないか考えます。
使わないと判断して何もかも捨てて、結局また同じような物を買っていては意味がないどころか、物を無駄に消費していることになります。
浪費にもつながります。
節約がいいとかの話でなく、家に入れるものを増やしたくない。
ただそれだけです。
家に入れたものはいずれ処分することになります。 その手間も省きたいのです。
布団を手放し、キャンプマットの生活を手に入れてみて
キャンプマットを布団がわりにするメリットは別記事で詳しく解説しています。
ミニマリストに人気のベッドなし生活!最適解はマットレスも布団も不要
もっと厚みのあるキャンプマットを使えば、寝心地はよくなるかもしれません。
キャンプマットをもっと厚くしても、普通にマットレスを購入するより安価です。
何よりお手入れの楽さを考えると、キャンプマットはかなり魅力的です。
そんな方も、本当に一晩中、毎日キャンプマットで寝るとなると意外と辛いかもしれません。
今回の経験から、ブログやSNSでいろんな人が「いいよ」「大丈夫」と言っていても、いざ試してみたらだめだったということもあるんだな〜と改めて実感しました。
そのように思われた方は、完全に乗り換えてしまうのではなく様子を見ながら乗り替えることをおすすめします。
快適なマットライフ!キャンプマットに慣れる方法
最後に簡単に、キャンプマットに慣れていく方法をお伝えします。
人には慣れる習性があります。
体に負担を感じさせない些細な変化から進めることが重要です。
- まずはキャンプマット+布団にしてみる
- 大丈夫そうなら、キャンプマット+マットレスにしてみる
- それも行けそうなら、キャンプマットのみに挑戦してみる
この過程で、苦痛を感じて数日しても慣れないなら、また一つ手前の手順に戻ります。
あくまで安眠優先です。 十分な睡眠を取れない状況に陥っては、快適なはずのミニマルライフも台無しです。
coconも、初めはやや痛さを感じたキャンプマット生活も今では何も感じず安眠できるようになりました。
ゆくゆくはマットレスも排除したいと考えています。
ただ、家族も一緒に寝ているので、その計画は簡単には進まないと思います。
とりあえず今は、布団を手放せた快適さに浸っています。
購入の失敗を通して
購入のリスクはミニマリストにとって特に避けたいものです。
ものが不必要に増えてしまうからです。
そのため、失敗のリスクがある場合は、極力リスクの低いものを。
そして、失敗した時の出口(不用品を増やすことの回避)を考えておくことが重要です。
具体的には、早急に売る、別の用途で使う、などです。
人気な商品は、安価だから購入者数も多いですし、それぞれ使う用途が異なります。
- ピクニックで数時間座った方、
- おうちでお昼寝に使った方、
- キャンプで一晩睡眠に使った方、
- 毎晩フローリングで使いたいミニマリスト・・・
全然使う用途も環境も違います。
人気だけではだめだな、とヒシヒシ感じました。
特に、人体に影響するものは慎重に。
これからキャンプマットを導入してみたいと感じている方も、coconのような失敗をしないように。
そして、失敗しても回避できる状況を想定した上で、導入してみてくださいね。