先日、念願の第2子を出産したcoconです。
今回は30歳後半での出産であり、妊娠期は妊娠性糖尿病にもなりました。
妊娠性糖尿病の子は大きくなる傾向が高いと言われるので、早く産まれてきて欲しいと思っていました。
2人目は予定日より早く産まれる。
そんな期待もあって、自分でも早く産まれるんだろうなみたいな感じになっていました。
ただ、現実は違った。
coconの願いとは裏腹に、予定日を過ぎても出てきてくれないお子。
今回は予定日超過から出産までの様子をストーリー仕立てで書いています。
体験談です。
役立つ情報とかはないですが、同じように悩む妊婦さんの参考(?)になれば嬉しいです。
otto、4歳の息子、産まれたての娘と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
この記事の目次
第2子出産は予定日超過から
予定日より早く産まれると言われることの多い経産婦出産。
期待していたこともあり、39周目くらいから出産までの期間がものすごく長かった。
安産のために動きまくる日々
予定日までは、1番やりやすい毎日2万歩と床拭き掃除を欠かさずやっていました。
それでもおしるしも前駆陣痛も感じられない。
他にももちろん、スクワットもやった。
毎日動く量としては妊婦とは思えないほど動いていた方だと思う。
もともと毎日2〜3万歩は歩いていたし、coconの運動量は妊娠しても減らさなかった。
それどころか、臨月は妊娠前以上に動いていたはず。
運動は安産にいい。
それは確か。
coconは2回とも安産だった。
運動が赤ちゃんの下がりを早めてくれるのも確か。
2回とも、赤ちゃんは早くなら「降りてきてるね〜」と言われていた。
ただ、運動と陣痛はイコールではないのかもしれない。
運動しても効果が出ない!?予定日超過。
ついに予定日超過。
運動しても出てきてくれない。
出るどころか、おしるしや前駆陣痛など、何の症状もない・・・!
前回もいきなりの破水から始まったから、陣痛の始まり方が分からない。
まだかまだか、と期待すればするほど募る不安とプレッシャー。
超過してからは本格的に陣痛が来て欲しかったから、スクワットと船漕ぎ体操の負荷のあるものを必死でやった。
おっぱいマッサージも5分じゃ全然足りないと言われ、隙あらば、運動や家事で動いてお腹が張っているタイミングに行っていた。
もちろん、それまで通り過ごしていても陣痛は来たのかもしれない。
ただ、じっとしてられず、お腹が張ってくるように、痛みが来るように、と頑張っていた。
予定日超過3日目、ついに前駆陣痛?
予定日超過3日目から、生理痛のような痛みが来るように。
ただ、この痛みが前駆陣痛なのか、いつもの張りの延長なのか・・・分からなかった。
生理痛のような、ドーンとした鈍痛。
でも激しくなるわけでもなく、消えるわけでもない。
ずっと違和感。
今から思えば、この時ようやく前駆陣痛が来ていたのだ。
予定日超過3日。
もう3日、まだ3日・・・
coconにとってはもう3日。
お願い、入院するまでに出てきて。と祈るばかり。
そして、休日も遠くにお出かけもできず、一緒に家や近くで息子を遊ばせてくれる夫に申し訳ない。
休日はいつもお出かけするのに、お出かけさせてあげられず、暇を持て余す息子もかわいそうで仕方がない。
「2人でお出かけしておいで」というも、「いない間に陣痛が来たら大変」と言ってくれる夫。
その分、待たれているような、急かされているような気にもなってしまう。
贅沢だけど。。
もちろん、
定時で速攻帰ってくれるのも、
休日も出勤せず家にいてくれるのも、
改めて、優しいなと感じた。
予定日超過4日目、おしるし??
そしていよいよ、予定日超過4日目。
朝起きると多めのおりものにうっすらと出血が。
おしるしとも言えないような。。
でも痛みもなく、普通に朝の支度、ご飯の準備を終えた。
その日はNSTをつける日だったので、夫に運転してもらって病院へ。
土曜日だったので息子もいるので、夫と息子は外で時間つぶしをしてもらう。
いつもは20分程度のNST。
今日は長いなと思っていたら、看護師さんが来て、「お腹痛くない?」と。
張っているのと、昨日から鈍痛はある。
でもまだ陣痛の痛さじゃない。
看護師さんが言うには、その時には7分間隔になっていると。
ええ?全然なんですけど!
と思いつつ、内診へ。
- 10分置きの張りがある
- お腹の痛みもある(そんな痛くないけど・・・)
- 経産婦
ということで入院に。
経産婦でもすぐに始まらないことだってある
子宮口もまだ3cm。
先生も看護師さんも口を揃えて「始まったら早いから!」と入院を急いだ。
ほんとに?
期待すると同時に、こんな優先させてもらって、長引いたらどうしよう・・・
かなりのプレッシャー。
陣痛らしい陣痛もまだ感じてないのに。。
入院バッグは車に積んでいたのでそのまま入院。
とりあえず荷物を持って手続き、病室へ。
あれよあれよと息子と夫と離れ、さっきまでからの急展開となった。
病室での陣痛待ちの時間
入院したらNSTをつけられ陣痛を待った。
お腹は痛いような、でも遠のいてる・・・
いや、動いてながら。
毎日せっせと動いても来なかった陣痛。
今、せっかく張りが来ているのに、動かなきゃ・・・!
お昼近くに入院だったため、少ししたらご飯が出た。
お産のためにしっかり食べてねと言われるが食べる気力がない。
緊張?
喉を通らない。
その後、ご飯の時に外したNSTをもう一度つけに来た看護師さんに動きたいと言ってみた。
そしたら夕方またNSTつけるからそれまでいいよと言われた。
やった!動ける。
そこからだ。
私の本当の陣痛体操。
陣痛が来てほしい!病室で動きまくる
船漕ぎ体操もスクワットも四つん這いもその場足踏みも。
全てやった。
お腹が張って来たら止まっておっぱいマッサージ。
頑張れ自分、頑張れ赤ちゃん!!!
しかし陣痛は来ない。
ううん。
夕方になりNSTをつける。
ああ、どうしよう。夜になってしまう。
一旦退院の可能性の不安。
息子は既に隣県の実家に預けてしまった。
出産が長引いたら見てくれている両親にも迷惑をかける期間が長引く。
一旦帰る心配もしたけど、とりあえず夜の退院はないらしい。
お昼の看護師さんは、帰るかはお母さん次第って言っていたけど。
夕方見回りに来てくれた看護師さんは夜の退院はないと。
夜中に陣痛来たら大変なので夜に帰すことは無いって。
そりゃそうだよね。
ありがたや〜
そうだよね、せっかく来ているのに帰ってまた来るとか、しかも夜中、陣痛もある中。
ただ、このまま陣痛が遠のいてしまったら足は退院。。。
そんなことを心配しながらも、NSTつけて動けず、暇だからYouTube見ている。
急に訪れた陣痛?まだ自信ないけど進む状況
陣痛来ていないのに、YouTube見てるなんて・・・なんなのこの状況。
って思っていた5時過ぎ。
痛い?
今までとは違う、生理痛の痛みじゃない。
来た。
ついに来た陣痛。
でも、初めは10分間隔からなかなか進まなかった。
痛みはあるけど、まだ騒ぐほどじゃない。
また、痛みが遠のくかもしれない。
痛みも我慢できたからそのまま耐えていたら、助産師さんが来て
「LDR室へ行っとこうか」
LDRとは、陣痛から分娩、回復までを同じお部屋で行えるお部屋のこと。
LDR室にいれば、陣痛が始まってから移動する必要がないので、負担が少なくなります。
LDR室に行くってことはもう陣痛〜出産が確定しているってこと。
cocon的には、まだまだ陣痛が進む自信がない。
え?もう??
他の人が先に来たらどうするの??
私まだまだかかりそう。
でも始まっちゃうと移動できないとのことで早速LDR室へ。
この時の内診でもまだ子宮口は3cm。
柔らかくはなっているみたいだけど、進まない。
破水もしてない。
破水したら絶対早いんだけどな。
でも痛い。
なんか陣痛きてない時も普通に痛い。
分娩台に乗る。1人目の時とは違う、2人目の覚悟
分娩台に乗った時。
1人目の時は怖かったな。
これから始まる未知の体験。
どんな痛みかも分からない。
結局1人目では上手くいきめず、途中から体力もなくなり、吸引されることに。
だから怖い、痛いって気持ちも遠のいて眠ってしまってた。
でも今回は違う。
案外冷静。
というか、出すぞって感じ。
「始まったら早い。」
助産師さんの言葉を信じる。
子宮口が早く全開になって欲しい。
気持ちとは裏腹になかなか開かない。
いや、進んではいるのだけど・・・
タイミングを待っていた我が子
夜7時半。
息子を実家の両親に預け終えた夫が立ち会いに来てくれた。
両親は仕事だから夜まで迎えに来られなかった。
立ち会い出産ができたのは1人だけ。
だから、今回両親は入れない。
まあ、息子もいるしね。
息子にお産の現場はちょっと刺激が強すぎる。
夫がいてくれる時で本当によかった。
ああ、そうか。
この子はちゃんとタイミングを待ってくれているんだ。
予定日超過したのも、お父さんがいる日にしてくれたから。
今週末なら来週は祝日もあってお兄ちゃんが保育園お休みしなきゃいけない日も少なくて済む。
伸びすぎるとどうしても外せない予定に被っちゃう。
きっと色々考えての今日。
そして、お父さんが来るまでまってくれていたのか。
そう、夫が来て陣痛は進み、子宮口は6cmに。
そのまま1時間耐え、9時に破水。
破水からはやっぱり早かった、出産へ
破水してない・・・と心配していたちょうどその時だった。
パチン!という感覚と共に温かいものがドバーッと出た。
ナースコールして見てもらう。
破水している、子宮口全開。
一気に助産師さんと先生がバタバタし始める。
かと思ったら、「いきんでいいよ!!」と言われる。
ベッドの柵にしがみつく。
目は閉じちゃダメ。
酸素を送るんだ。
しっかり息をしろ。
自分に言い聞かせる。
痛い。
叫びそう。
叫んだらそれだけ痛い気がして、私は叫ばない。
気を顔に集中させる。
力いっぱい。
陣痛が治まる。
気が緩むと共にまた来る痛みに恐怖か襲う。
いや、来ないと産めない。
はじめの3いきみくるいで頭の部分が出ている。
出ているのがわかるから、挟まってなんとも言えない感じ。
早く出したい。
もうあと数回で出るから!頑張れ!
先生に言われる。
陣痛が来た。
力を入れてグッと押す感じ。
おしりからグッと押し出す感じ。
と共に子宮口をグイグイ開かれる感じ。
めちゃくちゃ痛い。
頑張れ!赤ちゃんも頑張ってる!
ドゥルン!
まさに。その音。
出た。。。
オギャー
瞬間から泣く娘。
泣いてくれた。良かった。
出てきたばかりのドロドロぐちゃぐちゃの娘を差し出す助産師さん。
え!?
戸惑う戸惑う。普通綺麗にしてからじゃない??
とか考える余裕もあったのかな。
その後すぐ綺麗にしてきてくれた笑
そこからはもう、あとの縫う処置も悪露や子宮の確認も痛いし痛いって言っちゃうけど、
「幸せの瞬間」だ。
5年前に感じた幸せを、もう一度感じることが出来た。
ありがとう。
1回目とは全く違うお産
同じ妊娠とはいえ、お産は全く違う形だった。
経産婦は予定日より早く産まれる
経産婦は陣痛が始まると出産まで早い
もちろん傾向が高いのは確かなんだろうけど。
coconの場合は予定日も超過、陣痛が始まった後も一気に進むわけではなかった。
それでも、お産までの時間は4時間半。
破水から始まった1回目は5時間。
破水した時はまだ子宮口は3センチ。
全開になったのは、どれくらいだったかな。
3〜4時間くらいだっただろうか。
早かったと思っていたけど、それくらいはかかっていたかも、
そう思ったら、やっぱり今回の方が陣痛の時間も短かったのかな。
そして圧倒的に違ったのは全開になってからの時間。
前回は多分1〜2時間かかってる、
もしかしたら、それ以上だったのかもしれない。
痛いとか苦しい感覚はなかった。
もう力尽きて、いきめなかった。
やっぱりお産に体力は必要。
今回は、全開になってから出産までかかった時間はたったの30分。
もし陣痛がもっと早く進んでいたら、俗にいう、「超スピード安産」になっていた。
全開になってから早かったのは、やっぱり経産婦の恩恵だろう。
これは初産にはどうすることもできない。
それを抜きにしても、coconのお産は軽い方だと思う。
何をすれば軽いお産になるのか。
運動と体重管理。
そして、出産の仕方。
運動と体重管理で産みやすい体を作る
運動で体力づくりや安産になる体づくりは絶対必要。
やみくもに運動するのではなく、お産に必要な筋肉を鍛えること。
体重管理も大事。
太り過ぎはやっぱり良くない。
赤ちゃんが出てきやすいかどうかは、全体の大きさではなく、頭の大きさだという。
頭が大きくなるかどうかは自分ではどうにもできないけど。
それでもやっぱり、必要以上に大きくなると産みにくくなると思う。
coconは2回のお産、どちらも体重増加6kgに抑えることができた。
増やさないことがいいわけではない。
coconは体が小さいから、赤ちゃんが大きくなりすぎると絶対産むのが大変だ。
だから、あまり大きくなりすぎるのは避けたかった。
静かな出産が体力温存と怖さと痛さ回避のコツ
出産には、何も声を出さない方と、叫んで痛みを表現する方の両方がいます。
どちらが良くて、どちらが悪いではありません。
自分が一番産みやすいやり方で産むのが一番です。
coconは普段から大声を出したり、言葉自体発することが少ないです(?)
だから、痛い時やびっくりした時も叫んだりすることがありません。
お産の時も同じ。
叫ばないというか、叫べないのです。
淡々と痛みに耐えます。
もちろん、マックスに痛むときは呼吸が荒くなり、声も出ます。
ただ、「痛い」「無理」「やめて」など、はっきりした言葉を発すること自体が、coconには無理なのです。
そして、声を出すことが苦手なcoconにとって、そもそもその行為が余計痛みにつながっているような気がするのです。
声を出してしまうと、余計痛みを感じ、さらに声が大きくなる。
そして大声を出すのに体力を使う。
疲れてしまって、いきめなくなる。
お産が遠のき、時間がかかる。
という悪循環になりかねません。
もちろんこれはcoconに当てはまること。
自分にどちらの出産が合っているかは体験してみないとわかりません。
そんな余裕はないけど、お産中にどうしても耐えられないと感じたら、今しているお産を少し考えてみるといいかもしれません。
2回目の出産を終えて
今回は2回目の出産レポを書いてみました。
あの時のことをそのまま言語化しただけなので、読んでいても何の参考にもならないなあと感じています。
ただ、出産の瞬間を忘れないために記事に上げさせていただきました。
また、次回からはいつも通りの日常ブログを書いていこうと思います!