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16時間ダイエットのデメリット!効果がなかった落とし穴は?

ちょっと前に流行った「16時間ダイエット(8時間ダイエット)」
今更ですが、しばらくやってみてダメだった事例をご紹介したいと思います。

 

今回は夫の体験談です。

  • 男性の方で、
  • お酒が好き
  • 特に今まで節制を気をつけたことがない
  • 日頃、運動もしない

そろそろ中年に差し掛かりそうな、

おじさん体型に歩んでいるような方には何か役立つことがあるかもしれません。

 

  • これからダイエットしようと思っている方
  • 16時間ダイエットしたいな〜と思っている方

 

本記事では間違った「16時間ダイエット」の方法を解説していますので(笑)、反面教師としてぜひ読んでみてくださいね。

 

この記事の執筆者
このサイトは「ミニマリスト」のcoconが行なっているミニマルな生活や思考など紹介するサイトですが、ある程度落ち着くと、特にいつも変わったことをやっているわけではありません。
また、何も変化しないというのもミニマルだと思っています。そうなると書くことも無くなるので、これからはcocon家の日常について書いていこうと思います。

ダイエット挫折してばかり夫の「16時間ダイエット」

 

coconの夫は172㎝、現在76kg。
結婚前より10kgほど増えてしまった。

 

何が原因か。
それは年齢であったり、食生活であったり、色々考えられるんだけど、そこは今回は省いておこう。

 

楽して痩せれたらいいな〜と思う夫。

 

  • たまに筋トレを始めたりするのだけど続かず、
  • 痩せるサプリを買ってみたり、
  • 健康器具を要望してきたり(買わない)

 

女子みたい。

 

ダイエットは継続だ。

ちゃんとした食生活と運動習慣が一番の近道と思うcoconとは相反して、なかなか続かない。

 

それで今回の「16時間ダイエット」だった。

 

「16時間ダイエット」は男性向け?

coconはダイエット情報も健康情報も大好きで、16時間ダイエットは知っていた。
ただ、16時間食べないのは無理だった。

 

だって、家族の食事を準備しないといけないのに、空腹と毎回戦うのは至難の業。。

初日から無理だった。

 

しばらくcoconは夫にもすすめていたのだけど、初めは興味を持たなかった夫。

ところが、流行り始めると見事に飛びついた。

 

さすが、ミーハー夫。

女子みたい。(再)

 

 

「16時間ダイエット」の内容は朝食を抜く「だけ」

 

お分かりかもしれないが、「だけ」がポイント。

 

夫の会社はブラック(と私が思っているだけ。実際には夫が勝手に残業したり休日出勤する仕事好き夫なだけ)だ。

 

朝は8時45分始業はいいのだけど、夜の帰宅は早くて8時。

遅い日は10時を過ぎる。

 

朝抜きだとしても、夜ご飯を平均して9時としたら、お昼〜夜ご飯は8時間に収まっていない・・・

いや、16時間に注目すれば、夜9時に食べてお昼12時に食べる。。

 

15時間…あれ?16時間になっていない!

まあ、それは誤差としよう。

 

では彼が16時間ダイエットをしていたはずなのに減らなかったのはなぜだろうか?

それには重要な課題があった。

 

  • お昼ご飯は定食屋でドカ食い
  • 夜ご飯の後の晩酌
  • 食事で節制している気になって運動していない

 

 

お昼ご飯は定食屋でドカ食い

これはデメリットとして取り上げられることが多いでしょう。

彼もテキメン。

 

そりゃそうでしょう。

夜食べてからお昼ご飯まで食べずにいたら、もう空腹で空腹で、、、

 

それだけで、

「なんか痩せてる!?脂肪が燃えている??」

気分になってお昼は普通に定食屋。

 

何も気を付けない彼は、おそらく白米からがっつくのだろう。

そして早食い。

ものすごく早い。

 

初めてうちの実家に帰った時、その早さに両親は目を丸くしていた。

そして、たくさん料理を振るまえばそれだけ綺麗に平らげる彼にびっくりしていた。

 

彼は「俺の食欲を甘くみたらいかんよ」と自負している。
いや、誇ることではない。

 

そう、お昼についてはcoconの監視外だ。

 

実は、初め、お昼を抜くことを提案していた。

 

眠気が出るからお昼は控えめが効率いい

話はズレるが、昼食に糖質を食べ過ぎると、インスリンの分泌が追いつかず、脳へブドウ糖がうまく供給されなくなる。

 

脳へブドウ糖が十分にいかないことで、「オレキシン」という覚醒に関与するホルモンの働きが鈍るため、覚醒を保つことができなくなるらしい。

 

そうしたことが体内で起こって、眠気を誘うらしいが、一般的に誰でも食後この作用は少なからずあるみたい。

だからものすごい眠気でなければ気にする必要はなさそうだけど。

 

それでも、私はこの眠気やだるさがいやで、正社員として働いていた頃は長年、昼食をとっていなかった。

昼食を取らないリスクもあるのだけど、ここでは割愛。

 

だが、いきなりの昼食抜きはダイエット初心者である夫には無謀だった。

 

夫は自ら「16時間ダイエット」をしている男性のブログなどを探してきて、メニューを考えた。

手間なく、簡単に準備できるもの。

そうして考え出したのが「プロテインとサラダチキンと春雨ヌードル」だった。

 

coconはそのための食材を調達しては彼に託した。

託し続けたのは・・・いつまでだっただろう。

 

1ヶ月もしないうちに、調達のペースは減ってしまった。

問いただしたところ、案の定、定食屋さんで食べているとのことだった。

 

彼の言い分はこう。

 

  • 長時間の空腹時間を作ることで、脂肪が燃焼されている
  • お昼は好きなように食べていい、何でも食べていい。

 

もちろん、空腹時間が長ければその分、エネルギーとして糖の代わりに脂肪が使われるだろう。

ただ、好きなように・・・?

 

もちろん好きなものを食べてもいいのだけど、そこは従来のダイエットと同じなのである。

 

偏りなく、バランスよく腹八分目ならいいということだろう。

 

食事で節制している気になって運動していない

そして「朝食を抜いている」という意識は生活習慣にも影響する。

 

運動して痩せると意識していた頃とは全く違い、全く動かない。

筋トレもしなければ、歩いて通勤もしない。

 

彼の職場は徒歩30分、バスで15分程度。
所有する車は1台でcoconが通勤に使う(車で約30分)ため、筋トレを頑張っていた頃は歩いて出勤していた。

 

他にもいーーーっぱい。

  • デスクワークだから動かない。
  • 家でも子どもと走り回って遊ばない。
  • 休日は激務を癒すべく、寝てばかり。
  • 朝食を食べないから時間ギリギリまで寝る。

 

そんなことでは朝を抜いたくらいでは効果は出ない。

 

この辺から、coconの期待はなくなっていた。

 

ただ、朝食を準備しなくていい楽さを覚えてしまったため、放置になってしまっていた。
彼も片付けをしない楽さや寝られる快楽を覚えてしまったのだろう。

 

夜ご飯の後の晩酌

 

極め付けはこれだった。

16時間ダイエットをしていても、お酒は飲んでいた。

 

彼の長年の信念?である、

  • 夕食後のお酒は飲んでもいい。(「16時間ダイエット」で?)
  • つまみが太る原因で、お酒のみなら大丈夫。
  • 焼酎は蒸留酒であり、糖を含まないから飲んでもいい。

 

そんな理由で毎晩の晩酌習慣は改めなかった。

 

もちろん、お酒を上手に飲んでダイエットできる方もたくさんいる。

 

でも夫は違う。

 

毎日毎日飲んでいるのだ。

それもそれなりの量。

 

どれだけ飲んでいるのか、測ったこともないからわからないけど。

 

「黒霧島」の1.8リットルが1週間は持たない。
それに加えて、仕事帰りの飲みが1週間に1〜2回。

 

飲み屋に行っていれば、もっとたくさん飲んでいるのかもしれない。

 

糖分の含まないお酒でも太る理由

彼は知らなかったのかもしれないが、実はカロリーのないお酒だって太るのだ。

 

  • アルコールを分解する過程で中性脂肪の合成が促される。
  • 飲んだ量に比例して中性脂肪も増える。
  • アルコールは腸内環境を悪化させる原因にもなる。

 

腸内環境が悪化すると、

  • 代謝機能が落ち、処理できない脂肪が内臓脂肪として蓄積する
  • 増えた悪玉菌が糖質を吸収しやすくなる
  • 腸で生産される幸せホルモンが生成されにくくなり、イライラやストレスが溜まりやすく、過食を引き寄せつ

などの弊害になるそうだ。

 

だからさ。

 

飲み過ぎなんだって。

 

「16時間ダイエット」のデメリットをガッツリ受けた結果

16時間断食のデメリットには、以下のものがあるようだ。

 

①継続が辛い
②リバウンドしやすい
③栄養バランスが崩れやすい
④筋肉が落ちることがある
⑤慣れるまで頭痛など体に不調がでることも
⑥体質によって便秘になることもある
⑦過食になりやすい
⑧妊娠中は胎児に影響がでる
⑨体調が悪い場合は危険
⑩年齢によっては今後に影響が残る

 

coconの夫の場合はどうだっただろう。

 

継続できない

まず継続が難しい。
夫の場合、朝食を抜くこと自体はすぐに慣れたよう。

 

それでも休日など家族が一緒にご飯を摂るときには我慢できない。

そのため、平日以外は朝ご飯を食べていた。

 

栄養バランスに関しては、摂るべき栄養素のことを考えると、定食屋でのおかずにはそれほど期待できない。

夕食は家のご飯だけど、それだけで野菜をたくさん食べることは不可能だった。

 

もともと主食やお肉が好きな彼にとって、野菜メインの食事はお腹だけでなく精神的にも満たされない。

 

そうなると、お味噌汁、卵かけご飯もしくは納豆ご飯だけであったとしても、朝ご飯を食べた方が野菜を取る機会が増えるのは当然の事実。

 

2食、あるいは1食にする場合、必要な栄養をその食事で賄えない人にとって、欠食する意味はないのではないだろうか。

 

筋肉の減少

筋肉だって減っていただろう。

 

しっかり栄養を摂りながら運動習慣を作ってきた人なら、朝食を抜いてもそれほど影響しないかもしれない。

 

ただ単に1食抜くだけで後の食生活を変えていなければ、それだけエネルギーに使うカロリーが保てず、筋肉分解してエネルギー生産に当てられる。

 

タンパク質に意識した生活をしていたわけではない。
ケトン体回路を期待したかもしれないが、それがそうそう効率よく行われるわけでもないそうだ。

そこに食事ができないストレスも多少?多々?あっただろう。

 

「16時間ダイエット」は万人受けしない。結局「継続」

というわけで、彼の「16時間ダイエット」は失敗に終わった。

 

リバウンドさえしなかったが、特にリバウンドの前の減量もなかった。

 

改善点とするなら、

  • 晩酌をやめる
  • 同時に運動習慣をつける
  • 食事内容に気をつける

とか。

 

でも、そうなったら、普通のダイエットじゃないか。

 

 

それなら、

  • 朝も朝食の時間分早く起き、
  • 朝もしっかり食べて、
  • 食べた危機感から朝から歩いて出勤し、
  • 朝食べているからお昼は爆食い・早食いせず、
  • 夜もそれなりに食べたら眠くなりお酒の量も減り、
  • 朝早く起きれたら運動する気にもなり…

 

とまあ。

過ぎたことを言っても仕方ないし、必ずしもそんな好循環が生まれるわけでもない。

 

だから言ったでしょ?

結局、そんな楽してできるダイエットなどないのである。

 

「だけ」ではない努力が結果につながる

「16時間ダイエット」で効果が出た人だって、実は辛い期間を耐えたのかもしれない。

実は、他にも節制してただろう。

実は、ダイエットと共に運動していたはず。

 

これらは、効果が出るやり方とか見ればわかる。

 

彼も初めは「16時間ダイエット」でも、
「なんか食べない方がスッキリする!」
「朝の時間に余裕ができた!」
とか、とか、言っていたっけ。

 

そこから、

「それならもっとダイエットが加速するように頑張ろう!」

とか思える人がきっと成功しているんだろう。

 

ただ、1食減らすだけではそれほど効果はないんだろう。

そしてそのうち慣れてしまったり、堕落してしまったり。。

 

目に見える効果とか、喜びがないと続かないんだなと実感した。

 

まあ、彼がそんな意識高い人なら多分今までも成功している。

 

ただ、言いたいのは世の中そんなに甘くないということ。

 

1食抜く「だけ」

 

「だけ」には要注意だ。

 

結果を出した人は、「だけ」の裏側を見せない。

そこにはちゃんと努力や辛抱もある。

 

そしてそれは、意外と普通の従来のダイエットであったりする。

 

結局、どんなダイエットであっても、食事と運動がキーポイントになるのである。

そして着地点はやっぱり「継続」。

 

一生ストレスなく続けられるものでないと、ダイエットはできない。

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