魔のイヤイヤ期を乗り越え、平和がやってきたと思い始めていた4歳ごろ。
5歳になり、息子は大きく成長したとともに親であるcoconやottoへなんでも反抗するようになりました。
子どもの反抗期に対する正解はその子によって違うだろうし、coconたちの接し方がいいかどうかも分かりませんが、coconたちなりに効果があった対処法を紹介します。
ネットの情報でもうまくいかない、思っていてもなかなか優しい接し方ができない、そんな方は参考にしてもらえるとい嬉しいです。
この記事の目次
何をしても気に入らない5歳児
息子は2歳頃のイヤイヤ期を過ぎてからは比較的言うことも聞くし、やることもやってくれていました。
特に、掃除やお手伝いも好きみたいで進んでやってくれていました。
本当に我が子か?と思うくらい几帳面で、掃除を手伝いたいと言うのでやり方を教えたらそれ以上にピカピカにしてくれる、お皿洗いも泡は残るけどすごく丁寧。
習いごとの復習も「やろう?」と言えばすぐしたし、「約束だよ」と言って決めたルールにはしっかり守ってくれていました。
もちろん嫌な時もあり、でもそんな時は彼なりの理由があって、ちゃんと言ってくれれば息子の意見を尊重することにしていました。
そんな息子の様子が変わり始めたのは、多分5歳になった頃から。
とにかく何を言っても口答え
初めは「イヤイヤが多い日かな。」と思っていたのがなんだか頻度が多くなり。。
「え?毎日イヤイヤ??」「なんでこんなに口答えされないといけないの??」と思うようになりました。
(だって言っていることは普通のことよ?「ご飯食べてねー」とか「ゲームはもう終わりだよ」とかとか・・・)
- 何をしても気に入らない
- 言うことを聞かない
- 嘘を言う、約束を守らない
- 口答えする
他にもいろいろありますが、主にはこんなこと。
初めはこちらもイライラして口喧嘩になることもしばしばでした。
でも、やっぱり心の中はまだまだ子ども。
「もういいよ」「好きにして」なんていうと泣き出してしまう。
- 解っている。
- 構って欲しいだけ。
- 注目して欲しいだけ。
自分の思うようにさせて欲しいんだ。
でも、そういかない時もある。
そして、彼の言い分を受け入れても受け入れなくても機嫌が悪い。
どうするべき??
母に反抗、妹に闘争心
特にイライラ、イヤイヤの症状がひどくなったのは妹が産まれてからかなって感じています。
元々赤ちゃんが欲しいと言い始めたのは息子の方で、本当に赤ちゃんができた時には一番喜んで、赤ちゃんが産まれた後も赤ちゃん返りもせず、いっぱいお世話したい、〜〜ちゃんと遊びたいと言ってくれていました。
もちろん今でも妹想いの優しいお兄ちゃんです。しっかり遊んでくれるし、危ないことには一番先に察知して報告してくれたり、自分で助けてくれたりします。
ただ、妹が成長するとともに息子の態度が若干変化してきています。
coconには反抗してくるのはその前からあったのですが、妹に対して「〜〜ちゃんは後にして!」「〜〜ちゃんは負けさせて(いつも何かしら彼の中で競争が始まっている)」など。。
coconやottoが妹のお世話をすることに気に入らない?
取り立てて妹に「できたね〜!」「かわいいね〜!」なんて言っているわけではありません。
coconとしては息子がこちらの感情を察知しているのはよく解っているし、まだまだ妹ちゃんには愛情の差なんて分かりませんから、息子重視で声掛けしています。
まあ、客観的に見たらそうでもないのかもしれないけど・・・
態度とか、やっぱりイヤイヤばかりされるとイライラもしちゃうから。何もイライラしない可愛いしかない今の妹ちゃんへの接し方と違うのは隠せていないのかも。
(いや、赤ちゃんだからそもそも接し方、違うんですけどね・・・)
今更、赤ちゃん返り?
赤ちゃん返りの行動は出ていないけど。
心の中は赤ちゃん返りしているのかも。(それ、厄介すぎるww)
あまのじゃくすぎる
イヤイヤだけなら我慢しますけど。
あまのじゃくすぎるのです。
- 指示や指摘には必ず反抗。「そんなの違うもん!」
- 反抗されるから意見を聞けば「お母さんが決めてよ!」
- 決め手と言われるから決めたら「いや!」
- 約束と決めたことには「そんな約束してない!」
・・・・・・・
約束をすればそもそもの約束をしていないと言われるし「〜〜だよ」というフレーズは必ず否定され猛反される。
習いごとの宿題や復習もやらない。
やるように促すと絶対やらないので、気分でやってくれる時を待つのみ。
その代わり、やれと言われない時にめっちゃやることもある。(ただし、それは好きなもののみ。)
いちいち反抗する息子への対処法
イライラが強くなった息子ですが、まだまだ5歳児。
対応次第では泣いて引っ付いてきたり、ちゃんと言うことを聞いてくれたり・・
何とか、丸く治ます対処法を試行錯誤していますが、最近ちょっと扱いが解ってきました。
- とにかく怒らない。
- 否定しない。
自分の感情が息子のイライラに引っ張られないことが一番だと感じます。
今の現状をただ受け入れる
「したくない!」「嫌い!」そんな言葉は日常茶飯事。
「お母さん嫌い!」まだ、その言葉を聞いていないのが唯一もの救い。
嫌いなんて言われたら・・・泣いてしまう(本気;
でも、coconが良かれと思ってしたことに対して「これじゃない!」と言われたり、息子が困るから言っていることに対して「したくない!」と言われたり。。
偏食が激しいから極力食べられるようにご飯考えて出したのに「これ嫌い」と一口も食べずにご飯出した途端に言われたり。。
解ってます。
そんな些細なことにいちいち過剰に反応しなくてもいいんですよね。
この頃の子どもの言葉なんて、なんの意味もない。
なのにさ〜
言っちゃうんですよ、、反応しちゃう。
でもそこで怒っても状況は何も良くならないし、なんなら悪化するだけ。
じゃあ、怒らないためにできることは。
現状を受け入れるだけ。
だって、息子のご機嫌を取るのもなんか違う。
「イヤイヤしたら自分の思うようになる。」
それは違う。
ダメなことはダメ。
やることはやる。
だから反論も肯定もしない。
まずはただただ受け入れるのみ。
言い合わない、否定しない
じゃあ、どうやって受け入れたらいいの?
coconは最近まで分かりませんでした。
どうするのが一番息子をヒートアップさせないのか。
でも「ただただ受け入れる」方法は全く簡単なことでした。
「嫌い!」「やりたくない!」と言われたら、
「そっか、嫌いなんだね」
「やりたくないんだね」
そう言うだけ。
そんなことで息子のイヤイヤは治らない。
今まではね?
治らなかったんですよね。
でも、今は治まる方法がわかりました。
息子を待つのです。
こちらは何もしなくていいのです。
イライラは息子本人が解決するのです。
というか、本人しか解決できない。
親が何と言ってもそれは説得や強要にしかならず、息子にとっては不愉快でしかない。
「そっか、嫌なんだね。」
とりあえず、その一言で息子の出方を待ちます。
もし息子がその後もイヤイヤ、なんやかんや言ってくるなら、それも受け入れるだけ。
怒っている人には何を言っても聞いてくれませんし、受け入れてくれません。
それは大人だって、自分だって同じ。
息子が自分の中の感情を全部出し切ったら何も言わなくなります。
否定も肯定もされないから、不愉快ではあります。
そのあとは彼と一緒にどうするかを考えていきます。
一つ注意しなければならないのは「片手間に返事したり、ふざけて返事しない」こと。
子どもは親の様子をよく見ています。
真剣に聞いてくれていないのも感じとります。
こちらがイライラしながらぶっきらぼうに受け流すのもちゃんと知っています。
だから、息子がイライラしているときは感情に引っ張られないことと共に、しっかり息子に歩み寄って話を聞く体制に入るようにしています。
やるべきことは息子が決める
ひとまずイヤイヤをぶちまけて言う言葉がなくなったら、こちらから声掛けしています。
こちらがやって欲しいことをいつやるか、やらないか。
やめてほしいことについてどう思っているか聞く。
ご飯を食べるのか食べないのか、聞く。
よく言われますが、頭ごなしに説得したり、指摘したことを正当化させようとしては本当に逆効果だと思います。
「自分の言うことが全て正しいと思ってはいけない」
coconが気をつけていることです。
相手は5歳児でも、です。
常識なんて、自分が経験してきた狭い狭い人生の知識の中のルールでしかなくて、知らない地へ行けばその常識が普通ではないかもしれない。
場所だけでなく、時代であっても常識は全く変わります。
だから、子どもに対しても命令したり言い正したりするのは違うのかなって感じます。
そう思うようになったのは息子の知識が増えてから。
何もできなかった2歳ごろまでと比べ、色んなことを学び実践するようになる3歳頃からは教えてもらうことも増えました。
もちろんそれは一部の知識だけど。
息子の行動範囲や生活範囲が広まればどんどん知識が増えます。
そうなった時に、今までのままで指摘したり強要したりしないためにもcoconは今から息子の考えをしっかり聞くようにしています。
(余裕がなくイライラすると言っちゃんうんですけども。。頻回にね。汗;)
息子が提案したことや主張することは、ここでも一旦受け入れます。
どうしても違うことには時間をかけて確認したり聞いてみたりしながら間違いを正すようにしています。
それでもそんな時間や余裕がない時は言っちゃうし強要しちゃうし、説教しちゃう!
そんな時は割り切ってしっかりフォローするようにします。
命令せずにお願いする
〜〜しなさい!と「命令しない」なら、お願いするしかありません。
〜〜してくれる?
もうそれだけで、少し口調は優しくなるような気がします。
〜してね!もあまり効果がありませんでした。「ね!」とは言っているけどこれも命令している。
してくれる?なら息子の選択肢が残っています。
当然、「後で」と言われたり「嫌だ」と言われたりもします。
そんな時はまた受け入れる。
やらないならどうするか聞く。
それの繰り返し。
とりあえず、イヤイヤを勃発させない最初の一歩が「高圧的な態度から始めない」こと。
命令口調になると、どうしても高圧的になったり、けんか腰になってしまったり、初めはそんなつもりなくてもすぐに怒ってしまいます。
まあ、命令する時点で、”やってほしいことをやってもらう”意識ではなく、”やるべきことをやらせる”姿勢ですもんね。怒りたくなります。
「誰のために言ってんのよ(息子が後で困る・泣くから言ってるのに)」
その思いを抑えて抑えて、丁寧に接することが第一ステップです。
始まり方次第で相手の出方が全然変わってきます。
怒る時はこちらに集中させる
どんなにガミガミ注意していても聞いていないことがあります。
というかいつもだけど。。
なぜ?
- テレビを見ているから
- 他に意識が行っているから
まだ5歳児だから、無視というのはあまりありません。
どちらかというと、聞いていない。
でもこちらは何度も注意している。
その時点で温度差ができてしまっているのです。
そしてcoconが痺れを切らして怒り出した時。
息子はいきなり怒られ、何が何だか理解していないという状態。
怒られたことが怖くて泣いてしまう。
ちょっと前まではそんなことばかりでした。
ではどうすればいいのか。
初めに注意する状態で、話を聞く体制にします。
テレビを切る
息子の顔を自分に向ける
これだけでもだいぶ違います。
まだ怒っていない状態なので、こちらも怒らず話すことができます。
ただ、まあ、それだけですんなり聞くことも少ないのですが・・・
怒る時はそばに行く、抱きしめる
で、結局怒ってしまうのですが、怒り方にも変化をつけました。
最近は怒られると不機嫌になり、余計イヤイヤが激しくなります。
だから、怒らないように。怒らないように、と気をつけていてもやっぱり難しい。
今まで色んなことを試してきましたが、気づいたことがあります。
それが、「そばで話す」。
褒める時や嬉しい時は駆け寄ってお話ししたり、もっと小さな時はいつもそばでお話ししていたのに、5歳にもなるとそれほど近づくことも減りました。
妹が産まれてからは尚更。
息子への対応に物理的な距離ができていました。
ただ、それが「寂しさ」だったのかもと感じました。
そして、cocon自身、息子の近くにいる時と離れている時で怒るテンションが違うことにも気づきました。
離れていると、聞かない、反応しない息子を見て「わかってるの?」という気持ちから、つい大きな声になりがち。
そして行動しない息子に余計イライラが募る・・・
分かり切っていた悪循環なのに、感情的になってしまい、いつもいつも同じことを繰り返してきました。
ならばいかにしてイライラさせないか、その方法を探し求めて日々前進と後退を繰り返した結果、息子にとっては紹介したような方法が効果的でした。
さらに、5歳になった息子には必要ないと思っていた「抱きしめる」こと。
妹ができて、みんなが妹を抱きしめるから、寂しくなったのでしょうか。
怒る代わりに抱きしめてお話しすると、イライラが治ることを発見したのです。
もちろん、ダメな時もあります。
でも、抱きしめられることを、まだまだ嫌だとは感じていない、むしろ、抱きしめられることで安心感を感じているのかもしれない。
この辺は個人差があると思います。
でも、どんなにイヤイヤ、イライラの激しい子でも、もうお兄ちゃんだと思っていても、心のうちではまだまだ子どもで、寂しい思いをしているかもしれません。
なんにしても、突き放されるなんて、誰も嬉しくないですよね。
一方で、優しくされて突き放してくる子はいたとしても、それは本心じゃない。
表現してくれなくても、実際は嬉しいのかもしれません。
cocon家でも、赤ちゃんから男の子に成長して、いつしかできてしまっていた距離とともに、はっきり見える形での愛情表現が減っていたように思います。
大きくなるにつれ、「大好きだよ」とか「大丈夫だよ」という言葉は減り、「えらいね」「すごいね」が多くなっていた。
もちろんそれは本心で、色んなことができるようになったことを褒め、それが親なりの愛情表現だと思っていた。
でも、言われる側の息子としては、そんなこと関係なく無条件に言われる「あなたを愛している」のが分かる表現をまだまだ求めていたのではないか。。
そんな初歩的なことにやっと気づいたのです。
これからは怒ってしまうタイミングだけでなく、しっかり表現していこうと思いました。
怒って解決させるのは良くない?
5歳と言ってももう立派な子ども(?)。
こちらが言うことに一人前の口答えをしてきます。
我が家は男の子ですが、女の子ならもっと口達者なのかもしれません。
口下手のcoconにはもう手に負えません。
思春期の本格的な反抗期はこんなものではないはず、
その本番に向けて対処できるように、今から息子とのかかわり方について見直し、接し方を変えていかないといけないなと思っています。
子どもだけど、もう親の指図を煙たがる。
子どもだけど、もう自分の意志で何でもできるし何でも決められる。
でも5歳はまだまだ子どもだということも忘れてはいけない。
助けてあげないとできないこともたくさんあるのも事実。
「男の子はデリケート。」
躾をするときに悩んでいた時期がありました。
怒らない育児・怒った方がよいこと・怒らないとわからないこと。。
親とて人間ですから、目の前のイヤイヤ・イライラギャングに、いつも笑って穏やかに対処できない。
怒ってしまうことは仕方ないことだし、あとでしっかりフォローすれば(ごめんね、とか大好きだよとか。)OKみたいな情報を見たことがあります。
ただ、やっぱり「怒るのは仕方ない」というのが頭の片隅に1ミリでもあると、怒ってしまうまでのハードルが低くなってしまう。
怒らない方がいいのは百も承知。
そんな時に出会ったのがこの言葉でした。
「男の子はデリケート。」
男の子は女の子よりデリケートなんだとか。
へ~~
いや、全員に当てはまるわけではない。
女の子だってデリケートでしょ。
言ってしまえば、子ども自体が純粋でデリケートなのではないか。
ただ、デリケートゆえ、怒っていいこと・怒って良くなることなど何もないのだと、思ったのです。
デリケート、繊細なんだから、怒らないで接すべき。
それがずっと悩んでいたcoconの中で出た答えでした。
怒られることに異様に敏感な息子
これはたぶん、coconの遺伝でしょう。
恥ずかしながら、coconは怒られることに対して非常に恐怖心を持っています。
メンタルが弱いというのもありますが、強く何かを言われただけでも、自分を全否定されたように思ったり、ダメだと思っても我慢できず泣いてしまいます。
ほんとそれは、子どもの泣いてしまう状況と一緒。
言われたことに悔しくて泣く、
怒られたことにショックでなく、
いい加減やめたいのですが、そういう体質?性格?
自分ではコントロールできないのです。
そして多分、息子もそう。
怒られることに過剰に反応します。
親にもだし、保育園の先生にも、注意でもない「~~しようね」と言われたことも「怒られた」と感じているようです。
多分、それは、自分が正しいと思ってしていたことを指摘されたとき。
プライドが傷ついたり、合ってるのに否定されたという感情だったりするんだと思います。
それを知っているからこそ、怒ることで解決することは何もないと思っていたのです。
それなのに、いざ教える方の立場になると接し方が分からなかった。
考えたら、5年しか生きていない息子はまだまだ自分の分身みたいなもの。
困った時の対処法なんて、自分が一番わかっていたのではないか。
何もわからない赤ちゃんでもない。
まだまだこの時期は寄り添って愛情を注げば素直に受け取ってくれます。
間違っても突き放してはいけない。
反抗期なら反抗するのが当たり前
いろいろ考えて対策して、イヤイヤされたら対処して・・・
もちろん、それでもうまくいかないこともたくさんあります。
息子のイライラが勃発しないように対処できるほど、自分の気持ちもいつもいつも穏やかにはいられません。
だから、そんなときは開き直ります。
反抗期なんだもの。
だって、ほんとに。
別に何も怒らせるようなことも態度もしていないのに、いきなり怒り出すんですから。
どうしようもないなら放っておく。
やるだけのことはやって、あとは放置です。
放置というか、息子に任せます。
こちらからは何もしないし言わない。
必要なこと、あとで困らないようにだけは考えて。
可能な範囲で息子に選択させ、決定させます。
自分で決めればやる時が来たらやってくれます。
いや、そうじゃないときもある。
もう、親は耐えるしかないのかもしれない。
絶対効く方法なんてないし、日々息子の反応も変わる。
何が正解かはその時その時、瞬時に見極めるしかありません。
ただ一つ言えるのは、「怒って解決することはない」ということ。