この記事では、首にできたポツポツのイボに対する除去方法をお話しします。
- 首に小さなポツポツが出来て悩んでいる
- 首のポツポツの取り方を知りたい
- 首のポツポツをクリニックなどで取る時の痛みや費用が不安
このような不安に、coconの実際の体験談を元に解説します。
- 首のイボに市販薬が効かない理由はイボの種類の違い
- 首イボの種類とそれぞれの違いを紹介
- 首イボの除去、クリニック選びから実際の施術までを解説
イボを取る前にインターネットで調べていたので、皮膚科でも除去のイメージがなんとなく出来ていました。
しかし、書かれていた情報が当たり前だと思い込んでいたことが実際には違ったこともありました。
もちろんそれもクリニックによっても違います。
ただ、多くのサイトで言われていることを見て不安になったり、悩んでいるのはもったいないです。
イボがなくなると見た目にもキレイに若々しくなります。
今までは若いだけで保っていた容姿も顔面も、そろそろ本気のお手入れが必要です。
身近なところから色々と手がけています。
そんな、美容に目覚め始めたcoconが解説します!
この記事の目次
市販薬が効かないのは首イボの種類による
結論から言うと、「ウイルス性のイボならハトムギが効く」、他のイボには効果はありません。
特に、ヨクイニンは漢方薬としてもおなじみの成分で、ウイルス性のイボには有効です。
他にも効果があると言われるものには、以下のものがあります。
・ハトムギ
・杏仁オイル
・ドクダミ
これらも肌に良い成分が含有されていたり、促進する効果があります。
coconの首にできたイボも非ウイルス性でした。
有名な市販薬を数ヶ月塗りましたが、全く効果はありませんでした。
ウイルス性イボの可能性は低い
具体的に説明します。
- ウイルス性は全体の数%
- 首にはできにくい
首にできるイボで、ウィルス性の可能性は5%以下だそうです。
しかも、ウィルス性のイボであっても飲み薬だけで取れる確率はかなり低いのです。
ヨクイニン入りであっても塗り薬となると、それ以上に可能性は低くなることが予想されます。
どっちにしても自分で治そうとせず、診てもらった方が早そうだね
では次に、あなたの首のポツポツのイボの正体は何なのか見ていきましょう。
首イボの種類と見分け方
首イボには、良性のものの他に悪性の可能性があります。
また、ウイルス性のものは、治療の選択が他のものと違う場合があります。
ただ、良性の一般的なイボにも特徴があります。
以下の特徴とご自身のイボを照らせ合わせ、どのイボかある程度は想定できます。
1良性の首イボの種類
専門的なことをお話しする訳ではありませんが、少しだけ紹介します。
良性の首イボには次のような種類があります。
- スキンタッグ・軟性線維腫(アクロコルドン)
- 脂漏性角化症(老人性イボ)
- ウイルス性のイボ(尋常性疣贅)
このうち、市販薬の効果があるとするならば、ウイルス性のイボだけです。
そして前述したとおり、その効果も必ずと言うものではありません。
首イボの中で最も多いのはアクロコルドンで、全体の約80%を占めます。
アクロコルドンは、体質や刺激を受けてできます。
遺伝的要素も強いそうです。
大体30代頃からでき始めると言われます。
遺伝的要素の影響が強いのかもしれません。
対して、老人性イボは全体の10%です。
一般的に言われる特徴から、両者の違いもお話しします。
2アクロコルドンと老人性イボの違い
老人性であっても、アクロコルドン同様、体質や刺激でできることが多いです。
老人性いぼ
- 色は茶や黒で、大きさは直径数ミリメートルから数センチメートル
- ほくろとは異なり、硬い隆起ができる
- しみのように見えることもある
- 長年の紫外線の影響や皮膚の老化でできる
- シミから発展して老人性イボになることもあると言わる
老人性以外のものは、サイズや形状により3種類に区別されます。
アクロコルドン
- 首のイボのなかでもっとも小さいイボ
- サイズは直径約1mm
- 表面の盛り上がりがない
- 柔らかい
- 肌色や褐色がかった色味
スキンタッグ
- サイズは約1〜3mm程度
- 皮膚から棒状に突起していることも
- 衣服と擦れることで大きくなる傾向がある
軟性線維種
- 直径5mmを超える大型のイボもある
- 皮膚から大きく飛び出ている
- 茶色や肌色のイボ
- 首、顔、目元、手や足の付け根のような肌の柔らかい部分に多くできる
非ウイルス性のうち、老人性のイボはシミっぽく見えますが、他の良性腫瘤ではポツポツしています。
体質的な影響が大きければ予防していても増えてしまいます。
ただ、他の要因に対しては予防策もあります。
3首イボの予防は紫外線と加齢
首イボができる原因は、主に紫外線と加齢です。
できてしまったイボは除去しない限り取れませんが、これ以上増やさないための対策があります。
- 日焼け対策
- ターンオーバーの活性化
- 刺激を与えない
日焼け対策
紫外線を浴び続け、メラニンの生成が亢進すると、皮膚細胞中のたんぱく質が異常増殖して角質が厚くなります。
この作用により老人性イボが発症すると考えられています。
日焼け対策で紫外線による肌のダメージを防ぐことが大切です。
ターンオーバーの促進
通常、厚くなった角質は肌のターンオーバーによって皮膚表面に押し上げられ、やがて剥がれ落ちます。
新陳代謝が低下するとターンオーバーが乱れるため、不要なメラニン色素や角質がうまく排出できません。
排出できない角質はどんどん蓄積し、シミやイボの原因になるのです。
ターンオーバーを促進するためにいいと言われることは、
- 質の高い睡眠をとる
- 代謝をあげる
- 運動する
- 老廃物を溜めない
- 食生活の改善
など、一般的な健康な生活です。
ただ、ターンオーバーや代謝をあげると言ったことは、目に見えてわかるようなものではありません。
それでも、このような生活はお肌やイボの生成を防ぐだけでなく、健康維持のために必要なことです。
刺激を与えない
首イボは刺激によってもできやすくなります。
- 襟のある服
- ハイネック
- マフラー
- ネックレス
こういったものは首に刺激を与えます。
以上のことを気をつけるだけでもイボの発生を抑えることができると考えられています。
ただ、いくら予防していても、できるときはできるものです。
coconも元々首元に何か巻くことはあまりしていませんでした。
アウトドア派ではないし会社勤めだし、紫外線を浴びるのは比較的少なかったと・・・
また、すでにできているイボがなくなる可能性は低いです。
今できていると言うことは、そういう体質である可能性が高いとも言えます。
首イボは皮膚科と美容皮膚科どこに行けばいいのか
首イボを除去するために受診する場合、まず思い浮かぶのは美容皮膚科や皮膚科だと思います。
実は意外と知られていない、形成外科と言う選択もあります。
じゃあ、どこに行くのがいいのかな
それぞれの違いを解説します。
皮膚科と美容皮膚科の違いは目的の違い
皮膚科と美容皮膚科ではそれぞれ診療の目的が異なります。
- 皮膚科は病気の治癒を目的
- 美容皮膚科は美容目的
1皮膚科は病気の治癒を目的
皮膚科は病気の発見・治療目的なので、大抵の処置が保険適応になります。
- できものが病気かもしれない、病気でないことを確認したい
- 仕上がりはそれほど気にしない
- できるだけ安く済ませたい
このようなかたは、皮膚科を受診することをおすすめします。
また、治療が目的なので、施術後の仕上がりについてまで事細かなフォローはありません。
治療して一時的にはかさぶたになったり赤くなったりします。
ただ、そのあとはしっかり保湿して日焼け対策をすればかさぶたも取れてキレイになります。
悪性ではないと診断してもらった上で処置してもらえる皮膚科の方が安心感は高いです。
2美容皮膚科は美容目的
美容皮膚科では美容目的に行います。
仕上がりが綺麗になるように、受診者の要望に合せて様々な選択肢があります。
- イボを取るだけでなく、きれいな仕上がりを求めるかた
- イボ以外にも美容面できれいにしたい箇所がある(シミやしわなど)
実際に施術を受ける場合は、しっかりと費用を確認することが大切です。
- キレイにしたいなら美容皮膚科で自分のペースで今以上の美容を手に入れる
- 確実に取りたいなら皮膚科で手っ取り早く取る
そのような目安で判断すればいいように思います。
その上で、実際に診察してもらって、自分に合う治療がなされるかかでもう一度よく考えてみてください。
形成外科は見た目改善の外科目的
皮膚科は皮膚に発生する病気を治療するのに対し、形成外科は、皮膚も含めた全身が対象となります。
特に形成外科が取り扱うのは、
- 皮膚の表面の外傷や腫瘍の除去
- 容姿を整える
と言った、見た目の部分を改善することを目的とします。
首イボについての処置としては、多分やっていることは同じだと思います。
迷うなら複数併設クリニックが選びやすい
そう言われても迷う方も多いと思います。
イボ取りだから、形成外科?
どちらに行くかは人それぞれのようです。
イボが良性と確信できて、除去したいと目的が決まっているなら、形成外科に受診してもいいかもしれません。
また、最近よく見かけるものに、複数診療科が併設したクリニックもあります。
そう言ったクリニックであれば、そのクリニックに合った診療科に通されるので、悩む必要がありません。
特に行きつけのクリニックがないなら、
- 美容か、除去の治療か、目的別で選ぶ
- 複数診療科の併設したクリニックを選ぶ
その上でしっかり相談すれば、希望の診療を受けられます。
クリニックでの首イボ除去の実態
さて、coconはその後、形成外科でイボを取ってもらいました。
イボ取りの体験レビューは別記事にまとめたいと思います。
今回は、イボ取りの処置までのお話をします。
その前に、一般的な処置の方法をまとめます。
首イボの主な除去方法は3種類
首イボの除去方法には3種類あり、それぞれにメリットデメリットがあります。
中でも綺麗に取れるのは、炭酸ガスレーザー治療です。
1炭酸ガスレーザーは麻酔と自費がネック
施術について
- 局所麻酔を用いて、イボを根元で焼き切る
- 隆起した良性の皮膚のできものに対して効果が高い
- 原則として保険適用外の自由診察
- 小さいイボ1個でも2,000円以上かかることも
痛みや見た目について
- 痛みが少ない(無痛ではない)
- 出血がほとんどない
- 術後の表面にはかさぶたができる
- 10日から2週間ほどで自然に剥がれる
2液体窒素による冷凍凝固術は治療期間が長い
液体窒素をイボにつけてイボの組織を凍結凝固させて少しづつ小さくする方法です。
施術について
- 約2週間に1度通院が必要
- 治療時に痛みがある
- ウイルス性の場合、イボの範囲が広がる可能性がある
痛みや見た目について
- 首イボの場合は色素沈着し易い
- 治りにくいケースがある
液体窒素の場合、前処置の必要はなく、診察当日に処置が可能なようです。
ただ、治療終了まで期間を要すること、色素沈着ができやすくなるというデメリットがあります。
3手術は大きなイボ除去に
施術について
- メスを使ってイボを根本的に取り除くことができ
- 大きなイボの場合
- 局所麻酔を行う
- 保険適用で手術を行える
今回話している首のポツポツした小さなイボに関しては、手術をすることはほとんどないと思います。
大きなイボの場合、他の方法では取りきれないので、確実に除去するには、手術が一番です。
実際の除去に知った意外な事実!
上記にまとめたように除去方法には3種類あります。
上記の内容はインターネットやクリニックのサイトで書かれていたことです。
もちろん、受診するクリニックによっても違いがあると思います。
coconのかかったクリニックもあくまでも一例です。
そして、実際に除去される場合はご自身の受診されるクリニックの除去方法をしっかり確認してください。
ただ、こういう例もあると見ていただければ嬉しいです。
1今時は炭酸ガスレーザー一択!?
もちろん、炭酸ガスレーザーがおすすめとは書いていました。
ところが、coconのかかったクリニックでは選択の余地もありませんでした。
色素沈着の可能性もあるなら、あまりメリットはないよね。
それに、
- 炭酸ガスレーザーは保険が効かない
- 麻酔しなければいけない
と思っていたので、ちょっと戸惑ってしまいました。
これはcoconの行ったクリニックだけで、他院では選択肢があるのかもしれません。
2麻酔は首に注射!?
炭酸ガスレーザーでは局所麻酔をしてレーザーを当てます。
麻酔は注射とクリームがあります。
注射の場合
- 注射は注射する時の痛みだけで、施術中は全く痛みはない
- 前処置も必要なく、施術の時間のみで終わる
クリームの場合
- 首に塗ってから30〜1時間待たないといけない
- 麻痺させているだけなので、多少の痛みがある
- 注射の局所麻酔より料金は安めになる
診察で先生には麻酔注射が当たり前のように話されました。
その後、やっぱり怖くて待合で看護師さんに相談。
注射では範囲が限られるため範囲が広いと何度か打たないといけないそうです。
coconの首も全体的にできていたので、クリームに変更してもらいました。
痛みには弱いですが、実際には結構耐えられる方ではあります。
今回だってやってみれば耐えられたと思うのです。
部分的にできているなら注射でも良いかもしれませんが、
- 怖がり、痛みに弱い
- 小さなポツポツしたイボが広範囲にできている
このような方はクリームの方がいいかもしれません。
インターネットに上がっているクリニックのサイトでは、注射よりクリームを使用していると記載されていることの方が多いです。
注射での処置と言われた場合もクリームに変更してくれると思います。
不安な方は相談してみてください。
ちょっと大きな都市部に行けばこのようなクリニックはたくさんあります。
美容や痛みに不安な方ほど、従来からの街の皮膚科ではなく最新のクリニックの方が選択肢は広がると思います。
2炭酸ガスレーザーは保険適応!?
もう一つ予想外のことがありました。
ネット情報では、炭酸ガスレーザーは保険適応外と書いていることがほとんどです。
一部、保険適応になる場合も・・・などと書いているサイトもあります。
保険適応ではない場合、取る範囲や数により値段はそれなりにかかります。
だから、お会計の時に拍子抜けしました。
ネットの情報を見て「お金がかかる」と二の足を踏んでいるかたもいるかもしれません。
そんな場合も、思い切って皮膚科や形成外科に相談してみてください。
美容皮膚科では自費診療なので普通に高くなります。
小さなポツポツ首イボは簡単、きれいに除去できる!
今回は首にできる小さなポツポツしたイボについてお話ししました。
市販で売っているクリームなどの効果が期待できるのはウイルス性のイボです。
ウイルス性以外のものは薬ではなくなりません。
そして、一般的にできるイボのほとんどが非ウイルス性です。
美容目的なら、美容皮膚科。
費用を抑えたいなら、皮膚科や形成外科です。
皮膚科や形成外科なら施術が保険適応になる場合もあります。
他にも、インターネットの情報だけでは実際の診療と異なることも多々あります。
取りたいなと思っている場合は、実際に受診する方がさまざまな疑問も不安も解消します。
そして、放っておくとどんどん増える傾向にあります。
除去してもまたできる可能性もありますが、予防方法で少しでも発生を遅らせる効果はあると思っています。
首イボを除去するデメリットは特にありません。
ただ、色素沈着や治りにくい場合があります。
施術方法の選択や、施術後の保湿や紫外線対策は重要です。
今回は、首イボを除去する前に知っておくべき事前情報をまとめました。
この記事を読んで、
- 迷いが少しでも減った
- 不安や疑問が少しでも解消された
と思っていただけたら嬉しいです。