ミニマルな暮らしをしようと考え、ベッドを手放す方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください!
マットレスをしっかり理解せず使用していると、効果を十分に得られなくなります。
場合によっては健康を害する可能性も出てきます。
ベッドなし生活をする場合、マットレスやフローリングの相性を正しく理解して使う必要があります。
今回は、ベッドなし生活のスタイルとそのデメリットや対処法まで解説します。
- ミニマリストに人気のベッドなし生活スタイルの紹介
- マットレスの正しい使い方を解説
- マットレスをフローリングで使う対処法やお手入れの方法を解説
この記事を読めば、マットレスの正しい使い方が分かります。
これからベッドなし生活を始める、マットレスを購入する場合の注意点や気をつけることが分かります。
「あげる」と言われても自分の要らないものは貰わない。
何事も簡単にすぐできる方法で、かつ効率的に物事を進めたい!と考える、coconが解説します。
- 家族がいるから極端なミニマリストになれない方
- これからミニマルな暮らしを目指す方
この記事の目次
ミニマリストに人気のお布団事情
ベッドなし生活をしているミニマリストは多いです。
まず、人気のお布団事情をご紹介します。
王道の布団環境は、
- フローリングにマットレス(+布団)
- 畳の部屋に布団のみ
時に、
- フローリング+布団
- フローリング+寝袋 or ブランケット、ヨガマットなど
そんな方も見かけます。
人間慣れると硬いところでも寝られるようになるそうです。
なので、徐々に慣らせば、いずれこの薄さで寝られるかもしれません。
しかし、このやり方は万人受けしません。
特にご家族と一緒に暮らしている方や、小さなお子さんがいるご家庭では無理があるのかな、と思います。
では一番人気、かつ手軽に始めやすいマットレス(+布団)がおすすめだと思いますよね。
しかし、マットレスを置く場合、環境やお手入れがとても大事になるのです。
フローリングにマットレス+布団は良いことなし
マットレスと布団の組み合わせで使っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、マットレスの使い方を間違えるといろんな弊害が起こります。
ここではまず、マットレスの正しい使い方を簡単に解説します。
マットレスの正しい使い方
以下のことに注意して使うようにしてくださいね。
- マットレスは本来はそのまま使用するもの
- マットレスと敷布団の配置はマットレスによって異なる
- マットレスは床に直置きしない
詳しく解説します。
1マットレスは本来はそのまま使用するもの
マットレスに敷布団を重ねる方も多いと思います。
マットレスは、本来そのまま寝られるように作られてます。
マットレスの上に敷布団を敷いてしまうと、マットレスの本来の安眠効果が得られなくなります。
それだけでなく、カビ発生の原因になります。
マットレスと敷布団の間に湿気がこもり、カビの原因になります。
マットレスの上には敷き布団ではなく、本来はベッドパッドなどを敷くべきです。
2マットレスと敷布団の配置はマットレスによって異なる
マットレスの上に敷布団を置かないと言いましたが、日本ではやはり敷布団を敷く人も多いです。
敷布団は敷いても良いと書かれている記事などもあります。
注意すべきは、敷く順番が大事ということのようです。
具体的に説明します。
低反発や高反発のマットレスを使用する場合
低反発や高反発のマットレスには体圧分散する機能があります。
体に直接触れることで効果を発揮します。
そのため、敷布団をマットレスの上に置いてしまうと効果を得ることができなくなります。
低反発、高反発なマットレスの効果を目的として使用する場合は、マットレスを敷布団の上に敷きましょう。
底付き感を減らしたい
単に底付き感を減らしたいという目的でマットレスを使用する方もいると思います。
その場合は、マットレスは敷布団の下に置いて使用しましょう。
ただ、先述した通りマットレスと布団の組み合わせは、よりカビやダニの繁殖性が高まります。
できれば布団は使用しない方がいいです。
3マットレスは床に直置きしない
フローリングの場合、直置きするとマットレスとフローリングに湿気がこもります。
湿気が多い環境はカビが好み、発生し繁殖やすくなります。
フローリングの種類にも寄るようですが、こまめにお手入れできない方は危険です。
数週間でもカビが生えた方もいるようです。
畳の場合は畳自体に湿度を調整する機能があります。
フローリングよりは、カビの発生を抑えてくれます。
しかし、畳もカビが好む環境です。
マットレスや布団の場合は、直置き、敷きっぱなしにしないことがとても重要になります。
ベッドなし生活で人気のマットレスですが、こうしたデメリットがあります。
フローリング+マットレス(布団)生活というのは、フローリング的には適した方法ではないのです。
マットレスをフローリングに直置きする場合の対処法
マットレスや布団をフローリングで使うデメリットをお話ししました。
でも、どうしても布団やマットレスを使いたい方もいますよね。
- 手持ちの布団やマットレスがすでにある
- 家族と一緒に寝ているため布団スタイルを変えられない
- 安眠のために布団は必要
そんな方には以下のような対策をおすすめします。
マットレスをフローリングに直置きする場合の対処法
対策は、マットレスと床の間に、湿気を溜め込まないようにすることです。
マットレスをフローリングに置く場合の注意点
- マットレスの下に除湿シートを敷く
- マットレスの下にすのこを敷く
- こまめにマットレスをあげて乾燥する
- 頻繁に掃除や洗濯をする
- 室内の湿度を高くならないように保つ
日々のお手入れに注意するだけでもカビは発生しづらくなります。
また、あらかじめ、除湿したりすのこで通気性を上げるのも対策です。
湿度は実は寝具だけではありません。
布団やマットレスの通気性やお手入れを頑張っていても、室内の湿度が高い状態だとやはりカビが発生しやすくなります。
湿度計を使ったり、ひどい場合は除湿機を稼働させることも検討しましょう。
マットレスの厚みがあれば布団は不要だが・・・
体に負担をかけないマットレスの厚みとして、よくおすすめされているのは厚さ10cm程度です。
布団がないと、それまでのマットレスと布団の間の湿気のこもる場所がなくなるので、カビが好む環境が減ります。
しかしこれでは厚みも出て、お手入れにも労力や手間がかかるようになります。
お部屋をスッキリさせるためにベッドからマットレスに変えたのに、あまりメリットを感じられにくくなります。
布団の直置きはよりカビの発生が高くなるし・・・
日々、こまめに上げ下げするのにマットレスは重くて大変・・・
こう言った理由からマットレスとフローリングの相性は実はあまり良くないのです。
マットレス不要布団は見かけミニマル
マットレス不要布団というのは、マットレスが布団と一体化したものです。
マットレス不要布団のメリット
これは布団とマットレスが一体化しているので、お手入れも楽!と思っていました。
主にメリットは以下の通りです。
マットレス一体化のメリット
- マットレス一体化で布団だけなのにボリューミー
- 一体化しているのでお手入れの工程が一回で済む
- 自立するので立てておける
このようなメリットがあります。
1マットレス一体化で布団だけなのにボリューミー
マットレスと布団の組み合わせで使うより厚みは薄くなります。
しかし、それでいて、ちゃんと底付き感がありません。
布団だけと違って安定して睡眠できます。
2一体化しているのでお手入れの工程が一回で済む
マットレスと布団と分かれていないので、単純にお手入れが一回で済みます。
布団を干す時も、シーツを洗うときも一回です。
(ベッドカバーをかけていたので、シーツ自体はほぼ洗っていませんでした。)
3自立するので立てておける
厚みがあるので自立します。
日中は簡単に布団を立てておくことができます。
床や布団裏の通気も、布団内部まで乾燥させることができます。
もののカサとしても、そしてお手入れの手間としても、マットレスと布団両方を準備するよりミニマルになります。
マットレス不要布団の注意点とお手入れ
お手入れやフローリングとの相性は、基本的にマットレスや布団と同じです。
フローリングに布団を置く場合の注意点
- 布団を直置きしない
- こまめなお掃除と換気
- お部屋の湿度管理
1布団を直置きしない
マットレス不要布団に限らず布団全般に入れることです。
布団をフローリングに直置きするのは良くありません。
マットレス同様、除湿シートやすのこを置くことが対策となります。
また、こまめに上げ下げしたり天日干しや洗濯が必要となります。
2こまめなお掃除と換気
丸洗いOKの布団もあります。
でも、毎回自宅で洗うのは労力、手間ともに現実的ではありません。
頻回にクリーニングに出すのもコストがかかってしまいます。
シーツやカバーだけでも洗濯するようにしましょう。
それくらい気をつけていてもカビが生えたという方もいます。
3部屋の湿度管理
お部屋の湿度管理も重要となります。
coconはそれほどお手入れをマメにする方ではありません。
それでもカビが生えなかったのは、我が家が乾燥しているからだと思います
他の注意点もマットレスの環境の整え方と同じと考えてください。
さらに、布団とマットレスが一体化しているも本当はデメリットなのです。
その布団とマットレスの間の湿気。
必然的に、布団の内部は通気性ゼロになります。
カビやダニの好環境になることは一目瞭然ですよね。
4部屋の繊維性寝具は少なく
他には、カーペットやラグを布団の下に敷くのも同じ考えで良くありません。
繊維性の寝具が多くなるほどホコリは増えます。
ホコリはハウスダストとなり、さらにカビやダニの繁殖にも繋がります。
⬇︎ハウスダストの危険はこちら⬇︎
ミニマリスト的ベッドなし生活!ハウスダスト対策で安心寝室を作る
このように、繊維性の寝具が多くなるほどホコリは増えます。
マットレスを使わない方法を模索
今使っている寝具をそのまま使いたい。
ただ、カビやダニもいや。
対策はできるけど、なかなか難しいし、めんどくさいと感じませんか?
coconは、幸いにも今までカビを生やしたことはありません。
しかし、きっとダニやカビが発生していることは間違いありません。
もっと良い方法はないか・・・
そんなことを考え、他のミニマリストさんの生活を参考に情報収集していました。
そして、やっと最適と思う方法に出会えました。
⬇︎それがこちらです⬇︎
ミニマリストに人気のベッドなし生活!最適解はマットレスも布団も不要
今更って感じですが。
- 布団もマットレスも無くしたい。
- お手入れの楽さやミニマルさは崩したくない。
- でも、家族がいるから極端なことはできない。
このように、coconのようなお考えの方にはきっと良い方法ではないかと思います。
気になる方は読んでもらえると嬉しいです。
布団派の方は徹底したお手入れで大丈夫
今回は、フローリングでマットレスを使う正しい方法や注意点、対処方法を解説しました。
今使っている布団やマットレスを使いたいとお考えの方も少なくないと思います。
それに、やはり布団の方が柔らかく気持ちいいと感じる方も多いはずです。
注意すべきこと、お手入れするべきことをしっかり行なうことです。
そうすればカビの心配も減らせることができます。
これからベッドなし生活を始める方はぜひ、初めに何を使うのがご自分に合っているかよく検討してみてくださいね。