旦那様がパチンコ依存症のご家庭はどのくらいあるのでしょうか。
coconはパチンコ含めギャンブルを一切したことなくて、結婚するまでそんなこと疑うことすら知りませんでした。
今回は夫がパチンコに隠れて通っていたお話をしてみます。
otto、5歳の息子、0歳の娘と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
旦那様や彼氏がパチンコ依存症なのではないかと不安になっている方は心当たりがないか参考にしてみてください。
我が家は借金までするほどの重度な依存症ではありません。
なので、この記事に深刻なパチンコ依存の治し方などは書かれていません。
「ちょっとうちの旦那、パチンコ隠れて行っていたのよー!」
「休みの日は子どもの相手もしないで行っちゃうのどうにかならないの?」
それくらいの軽いテンションで見てもらえる方には共感してもらえるかなと思います。
うちは・・・と思われる方は気分を害するかもしれないのでご注意ください・・・
記事の後半にはcoconがした対処法もお伝えします。
この記事の目次
夫のパチンコがバレた時
結論から言いますと、夫(以後、otto)がカミングアウトしました。
なんだそれー、なんの解決策にもならないよ
まあまあ、カミングアウトにヒントがあるかもしれません
夫の働きと稼ぎを考える
まず、夫がパチンコに通っているかもしれないと不安になっている方は、旦那様がどれだけお仕事に時間をかけていて、収入を家に入れてくれているかを考えてみてください。
ottoの会社は今時の社会に相反する典型的な「ブラック企業」。
平日は夜も遅くまで、休日も出勤したりします。
結婚当初はそれこそ御前様は連日、繁忙期は毎週土日も出社、なども稀ではありませんでした。
ま、この辺で実は夜遅いのは仕事帰りの飲み屋やスナックだったり、休日出勤はパチンコだったりするのですが・・・
ギャンブルからかけ離れた家庭で育ったcoconにはそれを疑う余地はありませんでした。
結局怪しかったんじゃん!
そう、そうなんですが、ここで言いたいのは、それをもカバーされてしまうほど仕事量は多く(多分ほんと)、ストレスにやられてしまうのではないかと思うほどキツイ過労働でした。
それもパチンコに負けたストレスなのでは??
そうも思ったりもしますが・・・
ottoは何も包み隠さない人です。
というか、そういう戦法を使って、coconを安心させているのかもしれません。
ただ、収入や時間外残業など主要な情報は全て情報開示してくれます。
(だからこそ、内緒のへそくりや何かはあるのかも。)
お給料や明細を見れば、確かに働いてるんです。
働いていないとあれだけの給料はないだろうし、遊びに使う時間などない。
だから、「パチンコも行っているけど、仕事もそれ以上にしている」
ottoはそういった種類のパチンコ依存症です。
しっかり仕事をしている人ほど依存症になりやすい
パチンコに関わらず、何かの依存症になりやすいのは、しっかり仕事をしている真面目な人が多いそうです。
真面目、人のために動く、ストレスを溜めやすい。
そんな人は、他でストレス発散の方法を見つけられない、または一度パチンコにストレス発散の快楽を覚えてしまったら離れられなくなります。
ottoは生活費まで使い込むほどの依存ではないですが、隙あらば行きたい、まあまあ普通に依存症です。
なぜカミングアウトしたのか
ottoについてまだまだcoconは理解できていないと思います。
信じきれていないというか、、どこまで本当でどこから嘘なのか。
でも、ottoが言うには、
「心苦しくなった」そうです。
仕事と嘘をついてスナックに行ったり、パチンコに行ったり。
子どもができてからは尚更。
自分だけ遊びに行って、勝った時はいいけど負けた時は絶望して帰ったら余計に良心が痛むのだとか。
それに耐えられなくなったそう。
そんなのcoconのottoだけじゃん!
もちろん。でも、ここで敢えて心理戦に挑む価値はあると思う。
そう。
もし、あなたの旦那様がottoのような気の小さな男性じゃなくても、男性特有の「自由」を感じさせることで、「良心」は生まれる。・・・かもしれない。(あくまで可能性)
試しにやってみて。家族を省みない旦那の「良心」を育てる
さあ、ottoは元からあった良心がどんどん傷んだわけで、カミングアウトという自ら白状したわけですが。
じゃあそれを加速させたには、coconの接し方も効果があったそうです。
特別なことはしなくていい。放任と労いだけ
そう、むしろ何もしない。
だって仕事と思ってますから。爆;)
一旦ウソをつかれてからはちょっと信じられない体質になってしまっていますが、それまでは何も疑わなかった。
だからこそ、夜中の帰宅にも休日の出勤にも、何も問わず、笑顔で送り出し、夕飯を作って出迎える。
もちろん疑っていたらそんなこともできなかったんだけど。
でもそこから見えるのは、例え本当に仕事だったとしても、coconが何も攻めず何も聞かず、家に帰りやすい居場所を置いていたから。
それはかなりの誇張でカッコよく言い過ぎww
何が言いたいかというと、男性は自由でいたいもの。
それはどんなことがあっても、本能として備わっているそう。
だから、どんな男性でも一人の時間が必要だし(それは女性も一緒)
自由でいたいし、聞かれたくない。(それも一緒?)
結局、人は秘密にしたいことも多少ある。
その領域に無理に介入しようとせず、あたたかく包み込む方が、きっと良心は芽生えるのだと思う。
「北風と太陽」そのもの。
というか、この世の中、全てがそうなのではないか。
やめてほしいこと、嫌なことに対しては、拒否したり対立するより、受け入れたり諦めたりする方が結果うまくいくことが多い。
子育てもそうではないか。
白状したその後のottoの変化
改善も何も、結局変わっていません。
ただ、夫はカミングアウトしてからは改心したいらしく、色々と守りごとを決めました。
パチンコ依存を加速させない対策
軽く考えていると仕事のストレスやなんらかの夫婦の危機など、いつかもっと深刻な依存症になってしまう恐れもあります。
だから普段から野放しにしているわけではありません。
というか、夫自身が使いすぎないように気をつけています。
元々やっていたことは、
お小遣いの範囲でやる(所持金が少なくなったらいけない)
あ。色々書こうと思ったのにこれしかない。爆;)
パチンコ資金に消える出張費
ただ、クレジットは持っているからそれ以外の支払いをカードで賄える。
今なら電子マネーもあるし。
だから結局お小遣いはほとんどパチンコと飲み屋に消える。
しかも、出張費が入る口座はcoconが知らない。
だからそこにどれだけお金が振り込まれているかは把握できない。
(出所は生活費を引き出す方の銀行口座)
今までは出張費のキャッシュバックも使い込んでいた。
キャッシュバックがあることすら知らなかった。(疎すぎだなww)
だから、あればあるだけ使っていたそう。
たとえば、出張が多い月は大体クレジットから20万ほど落ちる。
その分は出張費として別口座に振り込まれる。(使った金額と同等かそれ以下・以上かは知らない)
別口座に振りこまれたお金は・・・
わーい!俺の臨時収入だぜ〜!!
となっていたのである。
だからcoconとしては、出張の多い秋から冬にかけての記帳がめちゃめちゃ怖かった・・・
夫婦別財布に関しては、coconの収入が少ないから無理。
というか、共用を最初に提案したのはottoだった。
金遣いが荒い?とは違うけど、自分があればあるだけ使う人間だと自覚しているからこそ、使いすぎる危険を回避する術として、お金の管理は全てcoconに任せると。
(いや、お金だけでなく保険とか投資とか、生活関係のことは全てだけど)
だから、まず第一の対策として、
「必要以上のお金を持たない。」
これが一番簡単でありながら、一番効果がある。(効かない人もいるだろうけど)
パチンコがバレた後に増やしたルール
バレた、というかうちの場合は白状なんだけど、
その後はやっぱり多少行きづらくなります。
そんな中で、ottoは少しでもやりすぎない、行き過ぎない対策を新たに増やしました。
やったのは、儲けた金額の半分をcoconに渡す。
これはかなり画期的でした。
パチンコ資金を作らない
それまでは、使った分だけまたパチンコに費やす。
そうでなければ飲み屋やスナックに費やす。
書いていて悲しくなる・・・
ところが、カミングアウトした心境として「家族に申し訳ない」って気持ちが芽生え始めたottoは、そのお金を手元に置いていてはいけないと思うようになりました。
そして考えたのが家族への還元。
白状する前は「出張費が入ったから」と言ってお金を渡し始めました。
それから家族サービスも増えました。
いつもは土日のどちらかは出勤(パチンコ)、出社しない日も家で過ごしてお金を使うような遊びはほぼありませんでした。
ところが、土日とも家にいて遠出して動物園やテーマパークに連れて行ってくれたり、ちょっとお高めのランチを食べに行ったり(食べるのは好きで昔からよく行っていたけど)。
家族との時間も増え、家族に対してお金を使うようになりました。
家庭に還元し、カミングアウトすることに至った背景
実はその裏にある現象が起こっていました。
ottoがカミングアウトを考え始めた頃、「coconにお金を渡せば勝つ」みたいなジンクスが頻発していたそうで。
もちろんたまたまで、今ではそんなジンクスも通用しませんが、それに気をよくしたottoはさらにcoconや家族にお金を渡したり使ったりするようになったのです。
「勝った分の一部を渡せばその分また勝てる。」
ottoの場合は、多少儲けを期待しているでしょうが、ほぼ遊びとしてやっています。
稼ぐのに必死なわけではないので、負けたら資金がなくて遊べないだけ。
そう考えれば、手元にお金がなければ無駄に注ぎ込むことも時間を無駄に過ごすこともなくなる。
ラッキーで手にした泡銭はみんなに振る舞えば家族も喜ぶし、自分は依存から少しでも遠のく可能性が上がる。
そう考えられるようになったのです。
白状後のcoconの変化
今度はcocon自身の変化もお話しします。
それまで全く知らなかったとはいえ、やっぱり嘘をついて行っていたことにはショックでした。
でも、coconのモットーは
- 引きづらない
- 振り返らない
- 束縛しない
終わったことをとやかく言っても仕方ないのです。
もちろん依存の程度がまだ軽いから言えることです。
もしもっと重症ならこんな生ぬるいこと言ってる場合じゃありません。
まだ、ことが軽い状態なので、のほほんと構えてはいます。
ただ、もっと重大な状況であっても多分相手を責めることはありません。
依存は自分の意思じゃない部分も多い
依存症ですから、一度行く頻度が少しでも上がると、そのあとは加速します。
どんな依存症でも同じ。
離れ始めればしばらくは離れられているもの。
それがある日不意にまた手を出してしまうと、それまでの抑制心は何事もなかったかのように呆気なく崩れ去り、以前のそれ以上にはまりこんでしまう。
coconはお砂糖に難ありだから、まあ、わからなくもない。
改心したい気持ちとは裏腹に、やってしまう気持ち。。
楽しいけど楽しくない。
嬉しいけど後悔する。
そんな恐ろしい依存症。
バレた後の対応が重要
今では勝った分のキャッシュバックがあるので、勝ちが続いているときはcoocnも安心です。
ただ、負けた時は、お金は使われる(生活費の減少)、時間も使われる(家族時間の減少)と、coconにとっていいことは何もありません。
ottoは負けたとしても「パチンコに行った」という自分時間・遊び時間は確保できたわけですから。
その間、coconは家事もして子どもの面倒も見て、子どもと一緒に遊んで。自分のために使う時間など微塵もない・・・
とか考えると虚しくなります。
でも、カミングアウトした後もottoがパチンコに行きたいと言いやすい環境づくりはとても大事です。
なぜ?
行きづらい状況になるとまた隠すようになる
そう。
また嘘をつくようになるかもしれません。
coconの場合は、キャッシュバックもあって生活面に直結して影響を受けるので、これは死活問題です。
パチンコに行っていた事実は受け入れた。
では次のステップ、「その後のパチンコ通い」をどうするか。
ここで失敗するとまた振り出しに戻ります。
結論は、ottoがパチンコにいつでも行ける状態、行きたいと言っても気まずくならない環境にしておくことです。
ええー。本当は行ってほしくないのに難しい・・・
行きやすい環境を作り行きたいと思わなくなるには
本当は行ってほしくないのに、快く見送るには・・・
ズバリ、自分にもご褒美をもらうことです。
え??どういうこと?
自分を満たせば人も許せるようになる
これはcoconだけかもしれませんが、パチンコの他、趣味にしても友達付き合いにしても、心から送り出せないのは、多少相手に「ずるい」って気持ちがあったんだと思います。
パチンコはそれ以上に金銭面で大きくダメージがあるので論外ではあるのですが。。
とりあえず、一旦その「やめさせる」から離れてみて、パチンコに行ってしまう旦那様がこちらを省みるとしたら、相手が思いやりや気遣いの気持ちを持った時。
そう思ってもらうには、まずは相手を受け入れなければいけません。
そのための対処法。
100%楽しいだけでやっている人は少ない
パチンコが百歩譲って「趣味」と考えれば、平日のさまざまなストレス発散のために行っているのです。
もし旦那様からこれを取り上げてしまったら、そのうちストレスで爆発します。
旦那様も、パチンコを趣味だなんて思っている人は少ないはず。
誰しも、ほんの少しであっても後ろめたい気持ちはあるはずなのです。
そんな、自分でもわかっているけどやめられない状況で、人からとやかく言われたら余計落ち込むか反発します。
やってしまっている人はわかっている。
でもやめられない。
ご褒美は相手に準備してもらう
さて、ご褒美ですが、これは相手に準備してもらうのがポイント。
coconは砂糖依存なので(爆;)、ottoがパチンコや呑みに行く時は1アイスとカウントします。
そして、貧乏性のcoconは普段、自分のために高いおやつは買えない体質。(普通のもダメ、買えるのは息子兼用の100円までのお菓子、セール時のアイス、駄菓子は主にブラックサンダーとチロルチョコ)
なので、ハーゲンダッツとかレディボーデンのようなお高めアイスを買ってもらいます。
それも週末に1週間で溜まったアイスポイントを、徒歩3分で行けるコンビニより車で10分の安いスーパーにわざわざ家族こぞって買いに行く始末。
どうして買ってもらうかはお分かりだと思います。
自分で買っても虚しくなるだけですから。
戒め?の意味を込めて、相手に買ってもらってください。
スイーツが好きじゃないなら、お肉でもいいし、化粧品でもいいし。
もちろん高すぎるものは相手のストレスにもなるので、大体200〜300円のアイスを、カウント数だけ(実際はもっと多い)。
これを始めたことで、coconの気持ちは軽くなりました。
いや、何の解決にもなってないじゃないか。
解決を急がない
依存症はそんなすぐには治りません。
ましてや、他人がどうこう言って治るものではありません。
coconだって同じ。
お砂糖がどんなに体に悪いかわかってはいるけど、やめられない。
何度も挫折してる。
だからよくわかります。
治したいと思っていても(いないかもしれないけど)・・・
無駄にプレッシャーを与えたり、制限させたら余計反動で爆発します。
穏やかに見守りつつ、少しでも依存が軽くなるように向かわせること。
そのためにも、見守る側はより一層、穏やかな大きな気持ちで構えていないといけない。
「行きたい・・・」と言われた時に、
「ほんと!じゃあ1アイスね!!!」
これがcoconの気持ちが楽になる方法だったのです。笑)
行きたい気持ちが少なくなるには
でももちろん、いつまでもこれでは悪化しなくても変化はありません。
ではどうするか??
パチンコより楽しい時間を共有する。
他のことに時間とお金を使う
依存の重度な方には長い道のりだし難しいと思いますが、まだ軽度であればこれで十分立て直せると思います。
実際、ottoもできるだけ家族との週末の時間を増やして、強制的にパチンコに行く時間を無くしました。
「家族との時間が楽しくないわけではない」
ottoはいつもそう言います。
パチンコもそう、飲み屋もそう、スナックも。
家族との時間がつまらないから行くわけではない。
趣味と同じ感覚(でいてもらっては困るのですがね?)で、「行きたいな〜」と思うそう。
でもそれって、逆に言えば、家族との時間を充実できるってこと。
時間がなければパチンコのことを考える時間も減ります。
家族のためにお金(現金)を使えばそれだけ遊ぶ資金が減って、出歩けなくなります。
そうやって、少しずつottoはパチンコに費やす時間を減らす努力をしてくれています。
長時間1日より短時間各日
それと、最近はスキマ時間での遊び方をしています。
昔は1日かけてパチンコ行ってました(知らなかったけど)。
白状してからは、家族時間も増やすために、1日では行かず、家族で出かけた後の夕方2時間ほど行くようになりました。(3時間とかなることもあるけど)
短時間遊びのメリットは、1回に消える金額が少なく済む確率が高い。
もちろん大負けすることもありますが、1日かけてするよりはリスクも負う傷もだいぶマシです。
そして、1日かけるときは、負けを挽回するためにさらに投資してしまいますが、短時間で終わる場合は、大きく負けそうになったらもう手を引くようになります。(なるそうです)
人の心理ってもので、手をかけた時間が長いほど、失ったものは取り戻したい習性です。
だから、短時間で行けばダラダラ無駄に長引くことが減ったみたいです。
パチンコ依存は治らない。長い目で付き合っていく
ottoもまだまだパチンコ通いが減ることはないですが、「コンスタントに行かせてもらえる」っていう安心感はあるようです。
だからこそ、嘘つかずにいくし、勝った分の還元もあります。
借金とかの話になると深刻ですが、それまでは自分の使える範囲で遊んでくれるなら、行くのもストレス発散だし、仕方ないと思っています。
その分、家族サービスが増えたし、家族にお金を使ってもくれるし、今はいい距離感だと思います。
人間なんでも求めすぎは良くありません。
今に幸せを見出せれば、きっとこれから先もいい方向へ行くと信じています。
そうではないかもしれない。
でも、「幸せ」だって思うことは大事。
同じ時間が流れているなら、1ミリでも多く「自分は幸せだな」って思える方がいい。
同じ人生なら、幸せを感じている時間が長い方が絶対いい。
どう思っても相手が変わってくれないなら、同じ時間、イライラするよりウキウキ(ご褒美)していたい。
そのほうが、心の健康にもいい。
解決はしていないけど、何かしら改善はしています。
何か起こった時に思うこと。
物事は一見悪いことに思えても、結果、それによって良くなる方向へ向かうことが多い。
きっと、人生において起こることは全て、人生をより良くするためのイベントなんだと。
(いや、そうと言えないくらい壮絶な人生は別かと思いますが?)