断捨離初期では、手放すことにもまだ抵抗があると思います。
「大切なもの手放せない」
そう思うと手放せるものが限られてしまいます。
それでは断捨離が進みませんよね。
今回は、手放せない家具の考え方とミニマルな暮らしに近づく家具の揃え方を紹介します。
- 本当に必要な家具は手放してはいけない理由
- ミニマリストに相性抜群の家具の揃え方を解説
- 常識にとらわれない、あなただけの家具の選び方が重要
根本的なミニマル的思考に変えていくことで、断捨離へのストレスは削減されます。
ミニマル的思考になれば、家具を揃えたりものを増やす時にも、無意識に自分に合うものを選ぶようになります。
「あげる」と言われても自分の要らないものは貰わない。
何事も簡単にすぐできる方法で、かつ効率的に物事を進めたい!と考える、coconが解説します。
この記事の目次
本当に必要な家具は手放してはいけない
ミニマリストを目指し、家具を減らそうとしていませんか。
ただ、人によって必要な家具の数も種類も違います。
こんなツイートをしました。
ものを減らすだけがミニマリストではないと思う。持っている物の数だけなら独身男性が1番身軽。
ミニマリストとは自分の可能な最小限で暮らす人。身軽に快適に暮らす人。
捨てる事にも比べる事にも必死にならなくていい。なぜミニマルに生きたいのかを考えれば自分に不要な物は減る。#ミニマリスト
— cocon@ゆるっとミニマリスト (@coconi55) September 24, 2021
なんでも減らせばいいというわけではないのです。
減らした先の快適さや、ミニマルの良さを感じられないと意味がありません。
だからこそ、今のあなたに本当に必要な家具は手放すべきではありません。
ミニマルに近づく家具の選び方は「好き」と「必要」
家具を揃える際、ミニマリストを目指すならミニマルな暮らしに近づくように選びたいものです。
そのためには、「好き」で「必要」なものだけを選んでいくべきです。
「必要」なものは、無いと生活する上で困るものです。
なおかつ、それが「好き」なものであれば、好きなもので囲まれた暮らしができます。
「好き」だけど、必要ないものはどうでしょうか。
活用できないものを持っているのは、ミニマルな暮らしからはかけ離れてしまいます。
ここで、重要になるのは家具の数です。
インテリアにこだわっても、家具の数が少なければお部屋はスッキリします。
次は、ミニマリストが考える家具の揃え方を詳しく解説します。
ミニマリストに相性の良い家具の揃え方を解説
好きなものでお部屋を作るのは理想です。
ただ、ミニマルな暮らしには、もの数が多くなるのは避けたいものです。
出来るだけお部屋をスッキリ見せられることが重要です。
お部屋をスッキリ見せる家具
- 必要なものだけを選ぶ
- 小型家具選ぶ
- 背の低い家具を選ぶ
- 多用途に使えるものを選ぶ
- 収納したい物を決めてから収納家具を選ぶ
- 常識にとらわれないことが大事
一つずつ解説します。
必要なものだけを選ぶ
何度も出てきましたが、ミニマルな暮らしには、必要なものだけを選択することがとても重要です。
「欲しい」と「必要」は違います。
ミニマルを目指すのであれば、「欲しい」ではなく「必要」だけを選ぶことが大事です。
とはいっても、それを全ての持ち物に当てはめるわけではありません。
全ての持ち物を「必要」だけにしてしまうと、満足感はなくなり、暮らしの楽しみがなくなってしまいます。
好きなものにはこだわりや明確な意味を持って所有していると思います。
あなたのこだわりを持ってしっかり所有しているものは手放すべきではありません。
では、「欲しいもの」はどういったものでしょうか。
家具に限った視点で考えてみます。
「欲しい」であって、「必要」「好き」とは限らないもの
- 流行りやメディアの情報でいいなと思ったもの
- 衝動的に欲しいと思ったもの
- 便利だから欲しいと思ったもの
これらの動機だけで所有したものは、それほど愛着が湧かないことが多いです。
ポイントは、「だけ」ということです。
動機がきちんと好きや必要になっていれば、明確な意思で所有しているものです。
1流行りやメディアの情報でいいなと思ったもの
メディアで紹介されていたり、SNSなどで誰かが紹介している家具はおしゃれでつい欲しくなります。
大切なのは、その家具一つならいいのです。
ただ、あれもこれも、周りの影響を受けて、「欲しいな」という気持ちで揃えてしまうと家具は増えてしまいますよね。
それが全て、本当に必要なものかとどうか。
少なくとも、ミニマルを目指したい方であれば、必要ないものかもしれません。
欲しい中から、好きで必要なものだけを選ぶことが大事です。
必要なもので、なおかつ、自分の好きで囲まれたお部屋を作ることができます。
2衝動的に欲しいと思ったもの
ミニマリストは、基本衝動買いはしません。
購入や持ち物を増やすことには慎重です。
coconも、気に入ったものでもその場で購入することは滅多にありません。
ただ、衝動買いが悪いわけではありません。
それは普段、「気に入ったけど本当は必要じゃないかな。」という思考が働いているからです。
普段、買わない思考ができている方は、衝動的に一目惚れしたものは買ってしまっていいと思うのです。
その証拠に、coconは衝動買いして失敗したものはありません。
そういったものほど好きで愛着を持って長く持っています。
- 衝動買いしたもの活用できていない
- 衝動買いしたものを大事にできていない
3便利だから欲しいと思ったもの
便利でも、それがあなたに本当に必要で欲しいものかは別物です。
もちろん、便利なものは暮らしを助けてくれます。
しかしそれも、あなたの生活スタイルで活用されなければ、ただの宝の持ち腐れになります。
小型家具を選ぶ
大型の家具は視覚に入るものの分量が多くなります。
そして、お部屋の注目を集め、圧迫感を与えます。
大型家具1つと、小型家具2つなら、小型家具2つの方がお部屋はスッキリ見えます。
(選ぶ家具のタイプにもよるのであくまで一般論と主観です。)
どうしても必要な家具があるなら、その中でも小柄のものを選ぶと圧迫感は減らせます。
背の低い家具を選ぶ
小型家具を選ぶのとほぼ同じ理由です。
背が低い家具は、背の高い家具より、圧倒的に圧迫感が下がります。
お部屋の家具を背の低い家具で統一するとかなりスッキリします。
多用途に使える家具を選ぶ
多用途に使えるものを選ぶのは、ミニマルな暮らしの基本です。
用途ごとに専用のものを揃えるとそれだけでものが増えます。
家具も同じです。
何にでも使える、または、色んな使い方ができるものを選んでみてください。
収納したい物を決めてから収納家具を選ぶ
収納家具は、収納するものを決めてから購入することをおすすめします。
どうしても収納しないといけないものが出た場合、その家具に一緒に何を入れるのかも考えてください。
それらが余裕を持ってきっちり入る、一番最小のものを選ぶようにしましょう。
本来の、収納したいと思ったもの以外にも収納できてしまうと収納場所に余裕が生まれます。
新たに収納するものが増える危険があります。
もちろん収納の余裕は必要です。
ぎゅうぎゅうに詰め込まれた収納ではものの存在が分かりにくくなり、非効率です。
ただ、その余裕が落とし穴になる場合があります。
人は場所があるとものを置きたくなる傾向があります。
常識に囚われないことが大事
最小限で借りる以外に意識することもあります。
持つことの常識も取り払ってみれば、必要なものは厳選されてきます。
特に、学生さんや新婚さんの新生活は洗脳されやすいものです。
- 「新生活にはこれが必要」と紹介されがちな家具
- 実家に当たり前のようにある家具
- 新しいお部屋のイメージとして必ず浮かぶ家具
あれもこれも、と常識的に考えられている家具は、「あなたにとって」本当に必要でしょうか。
また、「必要」と一括りにするのは危険です。
ミニマルな暮らしを目指し始めて間もない方は、「必要」が多い傾向にあります。
断捨離が進んでくると、「必要」はどんどん狭まってきます。
自分の絶対必要なものだけ揃えるために
ここで、ミニマリストが持っていない傾向にある家具、そしてcoconが持っていない家具を紹介します。
ミニマリストが持っていない家具
- ソファ
- テーブル
- クッション
- 立派なダイニングテーブル
- 絨毯やラグ
- テレビとテレビ台
- ベッド
- 本棚
テレビは家具ではなく家電ですが、ミニマリストになり手放す方が多いので紹介します。
coconは残念ながらテレビは持っています。
それは、家族がテレビを手放すことを反対するから。
実は今、テレビを手放す方法を考え中です。
お部屋を占領するソファやクッション
ソファはそれなりに大きいく、お部屋を占領します。
その上、移動や掃除が簡単ではありません。
その点、クッションはすぐ動かせるし楽なので好む方も多いです。
ただ、どちらもミニマル的には所有したくないものです。
手放せる方は以下のような方です。
ソファやクッションが不要な方
- 寝転がっててもリラックスできる
- 来客がほぼない
- 椅子に座らなくても辛くない
- 小さなお子さんがいる方
生活スタイルによって必要かどうかは大きく異なります。
ソファやテーブルがないご家庭によく見られる、「ヨギボー」のようなクッションもありません。
座椅子もありません。
とにかくかさばるものはありません。
また、小さなお子さんがいると、家具は少ない方が安心です。
我が家の息子も、家の中で走り回ったり、戦いごっこをしています。
テーブルやダイニングテーブルは存在感アップ
テーブルは必要なご家庭が一般的です。
ただ、ミニマルにするなら、同じ空間には一つでいいかもしれません。
我が家のダイニングテーブルは折り畳み式の小さなものです。
小さなテーブルで回るのは、たくさんのお料理が出ないのが理由かもしれません。
お料理は基本的に、おぼんに小鉢やお皿をセットした一人分やワンプレートです。
食器自体が少ないので、食卓に置く食器も必然的に少なくなります。
また、周辺には家具を置きません。
食事に必要なもの以外は置けない状況です。
絨毯やラグはお部屋に印象を与える
絨毯やラグはお部屋の大部分の印象を取ります。
落ち着いた色や床と同色にするという話ではありません。
大型家具と違い高さはないので、空間的な圧迫感はありません。
ただ、「ものの面積」は広いです。
「ものの面積」が広いと、何かものがあるイメージが強くなります。
そんな場合には、最小限のラグなどで対処します。
我が家は生活のほぼ全体がリビングなので、正直ものが多いです。
壁側面に家具を置いていないご家庭なら、広くラグや絨毯を置いてもごちゃつきません。
ベッドはメリットデメリットをよく考えてから断捨離を
ベッドは寝室の話になりますが、ミニマリストの方の多くはベッドを持っていません。
ただ、ミニマルにはベッドより絶対布団、というわけではありません。
ミニマルでもベッドは持っている方もたくさんいらっしゃいます。
もしベッドを手放すことに興味がある方は、先にこちらの記事を読んでみてください。
ミニマリスト的!ベッド・布団なし生活のメリットとステップまとめ
専用の本棚があると本は減らない
本が大好きな方は本棚を手放せないかもしれません。
ただ、好きなものでも、ある程度制限を設けた方がミニマルには捗ります。
収まっている本は必要不要に関係なく、手放せなくなります。
ある程度の本の数であれば、他のものと一緒に収納家具に収納できます。
一つの用途に特化した物より多用途に使えるものを選んでみてください。
ものの持ち方がシンプルになります。
なんでも収納できる家具を選べば、使う用途も増えます。
本が増えれば本スペースを増やし、別の趣味ができたらそのスペースを増やす。
大事なのは、新たに増やすことではなく、今ある範囲で収めることです。
ミニマル感を出し、「好きで必要」な家具だけを選ぶ
ミニマリストが持たないメジャーな家具をあげてみました。
ミニマルになることは、快適な暮らしをするための手段です。
あなたの暮らしを快適にするものは、ミニマルに適さなくても手放してはいけません。
断捨離中に快適さを感じられないと、だんだんミニマル自体が嫌になってきます。
本来自分にとって不要なものまでも、減らすことをやめてしまうことにも繋がります。
ミニマルや断捨離のイメージは、「捨てること」だと思います。
実際に大事なのは、残すもの、所有するものに意識することです。
どんな家具を選べばミニマルな暮らしに近づくか、色々お話しました。
でも実際には、断捨離にもミニマルにも、ノウハウや秘訣は必要ありません。
あなたの生活スタイルを意識するだけです。
手放す時も揃える時も、なぜそうするのか、意識するようにしてみてください。
それでも持ちたい、好きなものだけを厳選したい
購入することは、ものが増えるリスクになります。
買って失敗、後悔する可能性は0ではありません。
そこで、以下のような方には、実は救世主があります。
- これから新生活を始める方
- 断捨離をして家具を減らしたけど一定の家具は持ちたい方
- ものは所有したくないけど、家具が必要な方
救世主とは、「家具のレンタルサービス」です。
家具をレンタルすれば、失敗も後悔のリスクも減らせることができます。
⬇︎家具のレンタルのメリットデメリットを次の記事で紹介しています⬇︎
ミニマリストならサブスク推奨!家具はレンタルを賢く利用で所有しない
ものを所有せず、その時の生活スタイルに合わせて家具の数を調整できるレンタルです。
ものを増やしたくないミニマリストにとってはとても相性の良いサービスです。