今回は5歳の息子の引っ込み思案について書いてみます。
引っ込み思案って治るのでしょうか。
治すべきなのでしょうか。
otto、5歳の息子、0歳の娘と暮らす平凡な主婦。
日々の些細なことにも気にしたり凹んだりする豆腐メンタル。
かと思えば、信念を強く持ち、何事にも果敢にチャレンジするが飽き性が玉に瑕。
よく言えば芯がある、悪くいえば頑固。
大きくなるにつれ、どんどんcoconに似てくる息子。
先行き心配です。爆;)
この記事の目次
【結論】引っ込み思案は治す必要はない
いきなりですが、coconの中での結論は、引っ込み思案でも特に問題ない。と言う考えに至りました。
少し前に、夫に息子の引っ込み思案について指摘されたので、少々心配した方がいいのか気になって色々調べたりしました。
でも、そもそも無理に治すべきではないようですね。
引っ込み思案を治さなくていい理由
引っ込み思案を考えたとき、そもそも、うちの子は引っ込み思案なのか?という疑問に当たりました。
引っ込み思案って程度があって、日常生活や仕事・対人関係に支障をきたすような症状がある方もいるようです。
でも、幼いこどもに対して親が心配する、引っ込み思案ってそこまで行っていない場合が多いのでは。
(もちろん、本当に深刻な場合は対処が必要かと思います。専門家の方のお話など参考にしてください)
アウェイでは消極的な「引っ込み思案」
coconの息子も、
- 家ではめちゃくちゃ喋る
- 保育園ではお友達と遊ぶ
- 自己主張できる
ただ、集団の中や初めての環境で、
- 自分から入っていけない
- 恥ずかしくて行動できない
- 初めてのことや、したことのないことに挑戦したがらない
性格としては、
- 心配性
- 慎重派
- 負けず嫌い
- プライドが高い
総合的に見るともちろん、初めてのことに挑戦できなかったり、環境の変化を嫌がったりするところはあります。
でも、打ち解けた環境の中では普通におしゃべりだし、他の子のように自己主張もします。
みなさん、幼児のお子さんに対して心配するような、よくある「引っ込み思案」ではないでしょうか。
先天的な引っ込み思案は問題ない
引っ込み思案には、生まれながら元々のものと、後天的に内気になってしまった場合があるそうです。
まだ環境や親の影響が関係しない赤ちゃん期〜1、2歳の頃にも、自分から入っていく子と入れない子がいると思います。
そう言うのって、周りの環境の影響ではなく、その子が生まれ持った性格らしいです。
で、それはそれで問題はないらしい。
その子の性格だから。
それがストレスになることはないみたいです。
問題は後天的なタイプの引っ込み思案で、これは周りの環境が原因で形成されます。
引っ込み思案のせいで、思ったことを言えなかったり自己主張できなかったり、
そう言うのがストレスになったり、精神的に悪影響になると、生活や対人関係にも支障が出てきます。
犯罪歴の傾向を見ても、引っ込み思案からなる「意志の弱さ」?みたいなものが関係しているようです。
弱い人ほど我慢強く、溜めすぎて限界がきた時の破壊力がすごいんだろうか。
引っ込み思案を無理に治そうとしてはいけない
もちろん、cocon家の息子が先天的な引っ込み思案かどうかは定かではないけど、
- 1歳ごろまで通っていた赤ちゃんを遊ばせられる支援センターでも、
- みんないるところではなく壁や窓の近くで遊んでいた
- おもちゃを一人で取りに行こうとしない
- 黙々と窓の冊子で遊んでいた
- 知らない人に抱っこされると泣く
など、あまり派手なタイプではなかったかなあと思います。
そして、おとなしい子に対して、親が引っ込み思案を治そうとして行ったことが、間違った行動のこともあるので要注意。
主には、子どもの行動や言動を否定したり、無理に大勢の中に入れようとしたりしてはいけない。
- はっきり言いなさい
- みんなと遊びなさい
coconは、みんなと遊べとは言わないけど、
みんなのところ行かないの?とは今までいってしまったことあるから注意です。。
はっきり言いなさい、は、確かにモジモジ?恥ずかしくて?小さな声でcoconにだけ話しかけたり、言いたいことがうまく出てこず話終わるまで長いことが多く、「はっきり喋って」と言ってしまったことはあるなあ・・・
反省。
こう言う言葉が、その子の自信をなくさせてしまいます。
また、人前に出たり大人数の中に入ったりするのが苦手なのに、そう言う場に参加させたり、いろんな体験をさせすぎるのも、ストレスになってよくないそうです。
親としては、引っ込み思案が治るようにと、さまざまな体験をして欲しいと思うところですが・・・
でも考えたら、体験させたけりゃ、その子に合ったものをすればいいワケですよね。
わかっていたつもりだけど、子どもの自信をなくすような態度、取ってないとは言い切れない不安。。
引っ込み思案になる原因
後天的な引っ込み思案になってしまう原因には、
- 愛情不足
- 否定ばかりされて育った
- 不安を植え付けられた
など、幼少期の成長が大きく影響するようです。
これ聞くとめっちゃ不安になる・・・
愛情不足だったかな?
否定ばかりしたかな?
不安にさせてしまっていたかな?
もちろん、それはダメ!と怒ることもあるし、
疲れている時は強く当たってしまうし、
冷めた対応してしまうこともある。
不安にさせるって言うのは、暗いニュースばかり見たり、将来の不安を教えたしすぎることらしい。
そしてどんどん自己肯定感が低くなっていくよう。
息子はなぜか死に対してとても恐怖を感じているんですよね。
あまりそんなこと話したこともないのに。
性格は親に似る
親の性格に似てくるもので、引っ込み思案も同じ。
親が内向的であれば子もその要素があるのは必然。
cocon家は、coconは根っからの引っ込み思案で、
- 消極的
- 環境の変化に弱い
- 新しいことにチャレンジするのが怖い
- 内向的
- 友達少ないどころか、ない?
- 対人関係苦手
なのに家の中では内弁慶。
めちゃくちゃ喋るし、主導権握るし、
プライド高いし
自分のやりたいことだけやるし。
ottoは今は全く引っ込み思案要素はなく、社交的に見えますが、
元々は内向的で、社交的は努力の賜物らしい(誇らしげ)・・・
その甲斐あって、と言うのもあるからottoは息子に色々な体験をさせて、たくさんの人と交流を持って、社交的?外交的になってもらいたいらしい。
coconは内向的なら別にそれはそれでいいと思っている。
coconは自己肯定感は低いけど、特に人と関わらないことをストレスにも思わないし、自分の欠点とも思っていません。
友達ないのも特に支障ない。
新しい環境に踏み込みたいとも思わないww
踏み込んだら人生変わる?
いや、今が充実していて満足だから別にいい。
新しい世界を知ればそれはそれでよかった、結果論でしかない。
それを知らないのを不憫だとは思わない。
いや。書いてみて、んー。
違うこともありますね。
食べ物とか使ってみるものとか、そう言うのはチャレンジしてみた方がいいいと思う。
美味しいもの、便利なもの、快適なものを知らずに人生過ぎていくのはもったいないな。
何が違う?他のことも同じだけど、自分にかかるストレスの大きさが違う。
そして失敗した時の悲しみや終わった後の疲労感が違いすぎるだろう。
話は逸れまくったけど、そう。
子の引っ込み思案は親の性格に似る。
息子は大きくなるにつれ、どんどんcoconに似てきている・・・
引っ込み思案を治す?少しでも世界を広げる方法
治さなくてもいい、とはいえ、新しい世界を広げることを親が放棄するのは間違っていると思います。
いろんな体験は子どもの意思に関わらずとりあえず一回はさせてみる
そこに進むかどうかは子の判断でいいけど、子の知らない世界を知るきっかけを作ってあげるのは親の責任。
そこを放棄してはいけない。
だからこそ、cocon家では
- さまざまな体験をさせる
- いろいろな場所に連れていく
- 体験や経験をたくさんさせる
子どもの頃は体験が第一だと思っています。
小さな頃にどれだけさまざまな世界を知れるかで、将来の子の見解が広がり、偏見も少なくなる。
内向的な人にもいろんなタイプがある
coconは小さな頃から引っ込み思案でしたが、両親はそれに対して何も言いませんでした。
だからこそ、引っ込み思案に対して特にネガティブなイメージもないし、ぼっち生活をストレスに思ったこともありません。
だし、息子や娘に対して、引っ込み思案になったらどうしようとか嫌だとも感じません。
ただ、いろんな体験をしてこなかったことは、たまに後悔することがあります。
何も言わない両親であり、両親自体もそれほど活発な人たちではありません。
父は交友関係も広く深く、どこへでもいくフットワークの軽い人です。
でも寡黙です。
何がいいのだろうと思いますが、そう言う人です。
喋って注目を浴びるタイプではないのに、なぜか慕われる人。
何かあるごとに必ず呼ばれる、いなくてはならない人。
そんな感じです。
一方、母が典型的な内向的な人で人の多いところや接する機会が苦手です。
人との集まりには無理してテンション上げている感じです。
見た目が派手なのとテンションの高さ、ノリの良さで広く浅い交友関係はありますが、みていて疲れそう。と思います。
そしてそんな両親に育てられたcoconはというと、「くる者拒まず去る者追わず」。
よくしてくれる人には信頼してついてくけど、合わないと思ったらシャットダウン。
対人関係が面倒と思っているから、基本的には自分から入っていくことも誘うこともない。
だから呼ばれることもほぼなし。
昔からグループには属していませんでした。
そして、ぼっちでも特に何も感じませんでした。(って今だから言えることかな?)
同じ内向的ならなんでもできて無理のない内向的がいい
coconが息子たちに願うのは、なんでもできるけど一人が好きな内向的。
引っ込み思案にストレスを感じるのは絶対ダメで、一人も好きで、でもいろんな経験をして、外に出るのにもストレスを感じない人。
そのためには、幼少期に多少ストレスをかけて、体験や経験をしておくべき。
何かをするハードルを下げておく必要があると思うのです。
引っ込み思案を治すには色々させるべきと言う意見と、無理にいろんなことをさせてストレスになったら子どもの精神状態に影響するとの意見がありますが、
どれも適度が大事。
無理をさせない程度に、子の様子を見ながら子のペースに合わせて体験などさせていけばいい。
無理は禁物。
少しづつでいいのです。
人より少なくても、その内容が濃ければいい。
子の「やりたくない」にどこまで聞き入れるかは重要
引っ込み思案の息子は、好きになったことは、一つのことに集中するタイプ。
今習っているピアノも英会話もスケートも、初めは嫌だと言っていました。
それでもなだめて、1年は続けようと続けさせた結果、今はどれも上達したし、先生にも褒めてもらったり、お友達ともコミュニケーションできるようになったり、成長しました。
彼自身の自信にもつながり、今では楽しんで通ってくれています。
楽しいから家でも復習するし、頑張って練習しています。
何かに集中して経験した過去があれば、それは自信になり、武器になる。
人とは違う経験から得られる個性やその人らしさがある。
これは、習い初めに息子が言った「やりたくない」のままにやめてしまったらわからなかった結果。
子どもが本当に嫌なのか、特に幼少期の子の言うことなんて、その時その時で180度変わる。
もちろん、全く聞き入れないのも良くないけど、様子を見つつ、楽しんでいる場面もあるなら、新しいことにどんどん挑戦させればいいと思います。
習い事をさせるか、子の「やめたい」に対する接し方について、こちらで我が家の考え方を詳しく書いています⬇︎
大切なのは肯定と安心を与えること
親ができることで体験をさせることは、親が願うこと。
では子が願っていることは?
肯定してくれることと安心させてくれること。
怒ってしまうことで自信をなくさせている心配
coconもまだまだできていないくて、時々自分でも「起こり過ぎていないか」「理不尽な怒り方をしてしまった」など不安になったり、反省したりします。
その分、余裕あるときはしっかり褒めて、子のいいとロコを引き出すように努めています。(伝わっているか不安ではありますが・・・)
人って、褒められることより叱られたことや酷いことを言われた記憶の方が残る。
だから、感情に任せていってしまった言葉は子に深く刻まれていると自覚しないといけないと思うのです。
言わないのが一番だけど、どうしても親にも感情があるから咄嗟に言ってしまうことだってしばしば。
そんな時には、しっかりフォローする。
そんなことしても言った事実は変わらないけど、何もしないよりはまだマシ。
なんでも大丈夫と言ってあげる
大丈夫かどうかなんて、親でもわからないもの。
でも不安だからいろいろ聞いてくるのだから、しっかり答えて安心させるべき。
そして、不安に思っていることは一緒に解決してあげる。
保育園の不安、
習いごとの不安、
お友達の不安、
息子もいちいち不安になるタイプ。
持ち物や、バックの中身、先生の言ったこと、いろいろ確認してきます。
そのすべてに納得いくまで説明したり寄り添ったりするようにしていますが、ottoはなんでも自分でやらせる方針で、敢えて突き放します。
どっちがいいんだろう。
いまだに答えは見つかっていません。
一緒に考えるか、突き放すか。
自分の経験から考えれば、不安なことを一緒に考えてくれる方が安心できた。
でも、それだといつまで経っても親がいないと不安への対応をできない子になるのだろうか。
coconは・・・
どうだったのかな。
確かに不安は人一倍強く持っているから、対処できていないのかも。
責任のかかる仕事もすごくプレッシャーだった。
絶対大丈夫の自信がなかった。
多分、普通の人なら大丈夫と言えることも自信がなく予防線をたくさん張っていた。
社会に出た時、生きにくさを感じてしまうだろう。
だから、全てに対して一緒に不安を解決してあげるのではなく、
初めてのことには手を貸し、
解決したことのある不安なら自分でできるように手出ししない。
すべてにおいて綺麗に対処できませんが、そんな感じで行こうかと思っています。
引っ込み思案は悪ではない。治すのではなく足してみる。
引っ込み思案をわざわざ治すことなく、もっといろんなことに挑戦できる勇気を育てるためには、子の性格を受け入れ肯定して安心させてあげること。
それが何よりも大事。
安心できる環境と精神状態が確保されていれば、自信がつき、新しいことに踏み込みやすくなります。
そして、引っ込み思案を治そうとしない。
それは子の性格を否定していることになる。
治さなくても、いろんな経験をして世界が広がればその分引っ込み思案の要素は薄まるから。
経験は大事。
だけど、それも子のペースに合わせて。
経験や体験から得られる自信や安心はすぐに目に見えて変わるものではないけど、親が気長に働きかけ続けることで、きっと性格も少しは変わってくるでしょう。