今回は大型家具の処分方法について話します。
その中でも大型家具に至っては、ジモティーが良いのではないか、と思っています。
- 大型家具の処分方法と押さえるべき注意点を解説
- ジモティーが家具の処分に最適な理由を体験を元に語ります
大型家具を持つことは、ミニマルを目指すことに限ってはデメリットになります。
ミニマリスト的!大型家具を持たない理由。ミニマルへの最短ルート
ただ、ミニマルな暮らしを目指すなら、大型家具は手放したいものです。
目立つ大きな家具がないことで一気にミニマルへの道が開けます!
「あげる」と言われても自分の要らないものは貰わない。
何事も簡単にすぐできる方法で、かつ効率的に物事を進めたい!と考える、coconが解説します。
大型家具の処分は大変
大型家具は、大きい、重い、高価と様々な理由から、簡単に処分できるものではありません。
処分方法によって、伴うコストや費用が大幅に変わってきます。
一番初めに考えるのは、粗大ゴミとして処分することですよね。
ただ、それが必ずしも一番楽な方法でもないのです。
そして、他の方法でも気をつけることはたくさんあるのです!
大型家具の処分方法
大型家具の処分方法は大体以下のものになるかと思います。
大型家具の処分方法
- 粗大ゴミ
- リサイクルショップ
- 買取
- フリマ①メルカリ
- フリマ②ジモティー
*「寄付、譲る」の方法は含んでいません。
団体などへ寄付する場合は、送るのにも大変です。
譲る場合は少数派だし、やり取りに特に問題はないと思うので外しています。
cocon家の食器棚はとても重く、持ち運びも大人の男性2人以上いないと大変です。
処分するには譲れない条件がありました。
- 回収に来てくれること
- 費用がかかりすぎないこと
条件と言っても、これは誰しも願うことですよね。
なので本記事でも、この条件で処分方法を消去法で考えていきます。
1手軽に出せる粗大ゴミの落とし穴
一番に初めに考えるのが粗大ゴミとして出す方法です。
集荷受付センターに申し込みをすれば、収集日に集荷に来てくれます。
大抵は指定のゴミ置き場に出しておけば回収してくれると思います。
注意点は以下の通りです。
大型家具を粗大ゴミに出す時の注意点
- 処分に費用がかかる
- 大きすぎるものは回収できない可能性が高い
- 回収できないものは個別回収を依頼する
- 焼却場へ直接搬送する場合も搬入条件がある
そのままですが、もう少し具体的に解説します。
処分に費用がかかる
大型であるほど料金はかさばります。
coconの使っていた食器棚は5年使用しましたが、まだまだ綺麗でした。
本当に処分するのはなんだか・・・
大きすぎるものは回収できない可能性が高い
大きすぎて、普通の粗大ゴミとしては回収できない場合もあるので要注意。
もし回収できない場合は、粗大ゴミ受付の時点で断られると思います。
しかし、サイズ規格外や思い違いで、当日回収してくれていなかったという事態にならないように、事前にしっかり確認するようにしましょう。
coconの食器棚も回収はもちろんのこと、アパートの前のゴミ置き場に置いておくことも現実的にちょっと無理がありました。
個別で回収に来てもらうか、自分でゴミ集荷場へ持ち込みなどになります。
回収できないものは個別回収を依頼する
coconの街では、依頼すると回収に来てもらえるようです。
ごみ出し冊子の中に、「ご高齢の方や粗大ゴミを運び出せない方へ」というページがありました。
ただ、「元気なcocon」のために、大きいからというだけでは取りに来てくれないかもしれません。
クリーンセンターへ直接搬送する場合も搬入条件がある
もし自分で直接搬入する場合でも、いつでも自由に搬送できるわけではありません。
それぞれのクリーンセンター(焼却場)によって、決まりがあると思います。
搬送の前にはしっかり確認してから搬送してください。
そんな方は自治体での粗大ゴミ、もしくはクリーンセンターなどへの直接搬送を行うのが一番楽です。
車をお持ちで、運び手がいる方なら搬送も難しくはありません。
自治体で出せるゴミなのかの確認は必要です。
2リサイクルショップも受け取り拒否
次に考えたのが、リサイクルショップでした。
ただ、こちらも重い家具の持ち込みは大変です。
そして、coconの家の近くのショップでは現在家具は引き取りストップしていると言われました…!
こちらも持ち込みの場合は、事前に確認しておくことが大事です。
重いものを持っていって断られたら、労力も手間ももったいないですから。
リサイクルショップに持ち込む場合の注意点
- 最寄りのショップでは取り扱っていない可能性がある
- 持ち込みは自分でしないといけない
- 値段がつかないことも多い
わかっていることですが、詳しく解説します。
最寄りのショップでは取り扱っていない可能性がある
大型家具はそれほど頻繁に売れるものではありません。
そう考えると答えは歴然。
需要はないですよね。
まだ、フリマアプリの方がよっぽど効率がいいです。
特定の場所でたくさん家具が集まっても、それだけ需要はないのです。
遠方のリサイクルショップなら取扱はあるようでした。
ただ、本当に買い取ってもらえるか分かりません。
持ち込みの場合は、実際に持っていかないとわからないのが欠点です。
3買取業者には気をつけて
インターネットで検索すれば、即日出張してくれる業者もあります。
注意点は以下の通りです。
買取を利用する注意点
- 買取に回収費が必要な場合がある
- リサイクルされていない場合がある
- 悪質業者も少なからず居る
買取というと、お金をもらえそうなイメージ。
実際には、買取費用がかかることもあります。
売り物にならない、価値が低いもの、需要がないもの。
そういったものは、引き取ってもらうのに費用が必要になります。
買い取られたものも、必ずしもリサイクルされていない、と言うこともあります。
悪質業者の場合は、不法投棄されたりすることがあるようです。
おもちゃなど簡単な買取サービスを経験した方なら、信用できる業者を選べえるかもしれません。
無料査定だけでしてもらえるサイトなどもあります。(ただし、実際には金額が異なることも多々あります)
4お手軽フリマのメルカリ、難点は送料
大型家具をメルカリで出品するなら、「たのメル便」というものがあります。
梱包から搬送、引取先での設置までしてくれるのです。
もちろん費用はかかりますが、普通の宅急便で頼むより全然安いです。
(たのメル便の詳細はこちら。)
ただ、やはり注意点があります。
「たのメル便」を使う注意点
- 大型商品は売れるものと売れないものに分かれる
- 送料・手数料が多く赤字になる(他社の宅配業者よりは安い)
- 送る地域によって費用の違いが大きい
- 「たのメル便」が利用できない地域が結構ある
大型商品は売れるものと売れないものに分かれる
大型家具は売れにくいとお話ししました。
それは、メルカリでも同じことです。
売れる家具、売れない家具には理由があります。
売れない家具の特徴は、「有名メーカーやブランドものではない」ということです。
誰でも知っている有名家具、もしくは高級家具でなければ売れにくくなります。
極端に安くしない限り売れないと思います。
ましてや、実物を見れないフリマアプリでの取引はリスクが大きいですよね。
coconの持っていたのは、普通の家具屋さんで買ったもの。
ブランドなどはなく、値段もお手頃な10万円未満でした。
送料・手数料が多く赤字になる
大型になればなるほど、送料がかかります。
その上、「メルたの便」を使うならその分の上乗せ費用が必要です。
(もちろん梱包・集荷のコストです。)
そのため、値段をあまり下げられないのも事実。
そのような事態にもなりかねません。
送る地域によって費用の違いが大きい
送料の面で金額を張るので、送る地域も重要になってきます。
フリマアプリでは、全国の方と取引することができます。
運悪く、お住まいの地域から離れた場所の方に購入された場合、その分送料がかかります。
「たのメル便」が利用できない地域が結構ある
ここまで注意を述べてきたにも関わらず、もう一つの注意点。
たのメル便が使えない地域です。
これが意外に多いと思います。
たのメル便が不可かエリアはこちら。
こちらは、クロネコヤマトの不可エリアですが、ここに記載されていない地域でも不可になることがあります。
HP上の記載の有無に関わらず、 メルカリの画面上で「 梱包・発送たのメル便の対象外地域です」と表示される場合、梱包・発送たのメル便はご利用いただけません。
沖縄本島を含む離島につきましては、梱包・発送たのメル便をご利用いただけません。
※ヤマトホームコンビニエンスHPのサービス不可エリアに記載はございません
と書かれているように、不可エリアは一般的な送料有料になるような特定の地域に留まりません。
- 普通に宅急便も届くのに、
- 普通にちょっと田舎なだけなのに、
と言うことで、自分で送るとなると・・・
5クロネコヤマトは送料・手数料が高すぎる
クロネコヤマトにも「らくらく家財宅急便」というサービスがあります。
こちらは、不可エリアはHPの記載のままで大丈夫そうです。
cocon家はたのメル便で引っかかったので、念のためカスタマーセンターに問い合わせました。
らくらく家財宅急便もたのメル便のように、梱包、配送、設置までお願いできます。
しかも、設置は、配達に1週間ほど猶予はあります。
いやいや、たのメル便と比べ物にならないほどの費用が必要です。
大型家具の運搬による送料代と、搬出・搬入の作業料金がかかります。
同じ県内と想定して、食器棚レベルのもので約1万円。
作業料金は重さで算出しますが、一番軽い基準でも搬出搬送両方を指定した場合は、合計22000円です。
なので、一番近くに送ったとしても約3万円は搬送にかかってしまうのです。(2021年9月調べ)
(詳しくはクロネコヤマトHPを参照ください。)
売れないからと金額を下げるより、他の方法を検討した方が良さそうです。
6難易度高めのフリマ、ジモティーを克服
ジモティーは個人が直接会って引き取りをします。
ジモティーの注意点
- 直接会って受け渡しする必要がある
- トラブルを回避しずらい
直接会って受け渡しする必要がある
ジモティーは取引までのやりとりはアプリですが、最後の受け渡しは直接会わなければいけません。
そんな方は、ジモティーはかなりのハードルになりますよね。
ただ一回きり、しかも受け渡しするだけなのでほんの数分〜10分程度です。
ここは慣れるしかないですね。
トラブルを回避しずらい
どんな人が来るのか、当日まで分からないのがジモティの怖いところです。
それゆえ、トラブルになった場合、回避方法がありません。
- 厄介なユーザーに引っかかった
- 金銭トラブルになった
もちろん、このようなトラブルは多くはありません。
健全な方の方がよほど多いので過度に心配する必要はありません。
ただ、実際にこのようなトラブルもあるので、気をつけなければいけません。
トラブルの回避方法
- 取引相手の評価や身分証明の提出を確認する
- やりとりの中でおかしいと思う点がないか
- 引き渡しには一人で行かないorお店やコンビニなどを指定する
- 金銭のやり取りはしっかり確認しておく
取引相手の評価や身分証明の提出を確認する
ジモティーにも、メリカリのように身元証明書の提出や電話番号の登録システムがあります。
もちろん、身元証明は登録しなくても利用できます。(取引するには電話番号は必須)
ただ、やりとりする時って大体見てしまいますよね。
やりとりの中でおかしいと思う点がないか
ジモティーではお問い合わせが入り、メッセージにてやりとり交渉します。
その中で、コミュニケーションがうまく測れなかったり、自分の主張ばかりの方にも要注意です。
- 何度も同じことを聞いてくる
- 自分の言いたいことばかり言ってくる
- 返事が遅すぎる
- 内容がわかりずらい
一般的にはこのように感じた方には、慎重に接した方がいいかもしれません。
ユーザーの評価や評価コメントも参考にしましょう。
取引回数が多く良いコメントが多数であれば、それなりに信頼できます。
引き渡しには一人で行かないorお店やコンビニなどを指定する
引き渡しに一人で行かないはちょっと不可能だと思います。
向こうだって、数人で来られたらびっくりしますよね。
引き渡しは人の目のあるお店など明るい場所で行いましょう。
極力、自宅での受け取りは控えた方がいいです。
金銭のやり取りはしっかり確認しておく
金銭面でも、注意が必要です。
直接のやりとりで揉めることはなんとなく想定されますね。
しかし、メルカリのように事前購入というわけではありません。
(*メルカリもカード支払い以外は購入されてから支払いまで待たなければいけません。)
購入のタイミングはいつでもいいのです。
払っていないからといって、ジモティーから催促も来ません。
- 金銭の話がしづらいからしっかり確認しなかった、
- 後で払うと言われたから承知した
そんな理由で支払われないというトラブルになる可能性もあります。
(もちろん支払われなかったらジモティーに通報すれば対処してくれると思いますが…!)
後で払うなら、なぜ今払えないのか、確認しておくべきです。
それまでのやりとりと、その方の取引経験・評価などから、信頼できる場合にのみ納得するようにしましょう。
また、ジモティーには安心決済と言って、クレジットカードでのお支払い方法もあります。
この場合は購入の際に注意が必要です。
coconのやりとりした方で、誤って二重支払いをしてしまった方がいました。
その時のジモティーの対処としては、支払って取引完了したものは戻ってこないとのこと。
詳しいお話は聞いていませんが、キャンセルのために色々と大変だったようです。
今回の記事は、出品の面でお話ししていますが、購入の際にも注意することです。
ジモティーが最適な理由
ここまでトラブルの話をしましたが過度な不安や心配は要りません。
そのデメリットを回避してでもやるだけの価値はあると思います。
「平気!」と信頼し切ってしまず、一つ一つのやりとりに疑いを持って考えたり、不安点や疑問点はしっかり明確にしておくことでトラブルは回避できます。
1最大の魅力は手数料がかからない
ジモティーは手数料や送料がほとんどかかりません。
ほとんどというのは、全くかからないわけではないからです。
まず、安心決済を利用すると手数料がかかります。
ただ、すでにお話したようなトラブルもあります。
ジモティーの流れを把握できない、始めたばかりのうちは直接の支払いにしたほうが良いかもしれません。
次に、郵送を選択した場合です。
ジモティーは直接受け渡しが主流ですが、郵送などを指定することもできます。
この場合は、送料がかかります。
メルカリのように、ちょっとお安くなる独自サービスは無いようなので要注意。
送料をどちらがもつかの話し合いも明確にしましょう。
話はずれましたが、そうした場合を除き、手数料は必要ありません。
また、coconの一番ネックだった、搬送費用。
これが、直接受け渡しだと全くかからないということなのです!
2タダにすれば売れる可能性が高い
ジモティーは送料・手数料を考えなくていいです。
タダにしても赤字にならないということです。
処分したい身としてはかなりありがたいことです。
そして、タダにすれば余程のことがない限り、売れると思います。
それも短期間に!
3梱包の手間がいらない
直接引き取ってもらうので、梱包しなくていいのも手間が省けます。
むしろ、すぐ確認してもらいたいから、梱包は邪魔になります。
家具なので、郵送のた場合は梱包も込みでサービスを受けることが多いかと思います。
もしご自分でされるなら結構な労力になりますね。
こうして、coconの処分方法条件であった、
- 回収に来てくれること
- 費用がかかりすぎないこと
を叶えてくれる唯一の処分方法ということになりました。
ジモティー体験談は別記事に書きます。
価値に見合った処分方法を考える
今回は大型家具の処分方法を解説しました。
もちろん、使い古した家具なら廃棄しか方法はないかもしれません。
ただ、まだ使える可能性があるなら、少しでも次に繋げたいですよね。
それは、処分が面倒ということが一番ですが。
ミニマリストとして大事にしている「ものを大切にする」こと。
処分してしまっては、「ものの命」はそこで終わりです。
でも、次に使ってくれる方がいれば、自分は手放しても「ものの命」はそこで終わらず続きます。
そのためにも購入時には本当に必要なものだけを購入する、そして、使うときはしっかり丁寧に使う。
これが大事です。
ただ、もっと有名家具、高級家具の場合は他の方法でも価値をつけてくれると思います。
手放しを考えている方は、ご自身の家具の価値に合った適正な市場に売り出してください。
価値あるものが市場違いで、その価値を活かされない可能性もあります。
価値あるものは価値ある相場で引き取ってもらったほうが、次の方に価値を理解して使っていただくためにも重要です。
大型家具を手放せば、お部屋はぐんと開放感を増します。
それすら億劫なら、まずはご自分に合った方法でいいのでやることが重要。
ミニマルに暮らしたい、家具を減らしたい、
そんな方はぜひ、試してみてくださいね。